1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問8 (問題A 1 問8)
問題文
日射に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問8(問題A 1 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
日射に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 直達日射とは、太陽表面から直接地上に到達する太陽放射をいう。
- 日射のエネルギーは、紫外線部よりも赤外線部及び可視線部に多く含まれている。
- 日射の大気透過率は、主に大気中に含まれる窒素の量に影響される。
- 日射により加熱された地表から放射される赤外線の一部は、大気中の水蒸気、二酸化炭素等の温室効果ガスに吸収される。
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この過去問の解説 (3件)
01
日射に関する問題です。
正
問題文の通りです。
太陽からの日射は大気層を通って地表に到達するまでに、熱エネルギーの相当量が大気に吸収され、大気中の微粒子の錯乱で弱められ、地表に到達する日射が、直達日射です。
正
問題文の通りです。
日射のエネルギーは、紫外線が1~2%、可視線が53~59%分布しています。
誤
日射の大気透過率は、主に大気中に含まれる、窒素の量ではなく、大気中の細かいチリや水蒸気に影響されます。
地表に到達する日射の強さと、大気層の入口での日射の強さの比が、大気の透過率です。
一般的に、透過率は、0.6~0.8の範囲です。
水蒸気やチリの影響で、夏季に小さく、冬季に大きくなります。
正
問題文の通りです。
日射は地表に到達し、地表から宇宙に向かって赤外線が放射されますが、大気中に水蒸気や二酸化炭素があると、放射した赤外線の一部が水蒸気や二酸化炭素に吸収されます。
水蒸気や二酸化炭素に吸収された赤外線は、地表に放射され、大気を暖めます。
これらの水蒸気や二酸化炭素などを温室効果ガスと言います。
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02
日射に関する問題です。
その通りです。
冬は湿度が低いため、直達日射量は大きくなります。
また、都市部では排気ガスなどによる大気中の浮遊物などに反射することによって、
直達日射量は小さくなります。
その通りです。
太陽からの放出時のエネルギーにおいても、
紫外線が7%、可視光線が47%、赤外線が46%となっており、
エネルギーの大半が赤外線及び可視光線部に含まれていることとなります。
誤りです。
大気透過率は、太陽定数(太陽光線と垂直な面に受ける太陽の放射エネルギー)に対する直達日射量の比で表します。
直達日射量は空気中の水やほこりによって到達量が変化します。
そのため、今回の問題では、窒素の記載が誤りとなります。
その通りです。
二酸化炭素やメタン、一酸化二窒素、フロンガスなどの温室効果ガスは
問題文の通り、赤外線を吸収し、また排出する性質があります。
そのため、太陽光が届かない夜間でも、一定の気温を保つことができることとなります。
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03
日射に関する問題です。
〇
文章の通りです。
直達日射は太陽から放出された光が大気中で散乱や反射されることなく、
直線的に地上まで到達する太陽放射のことを指します。
〇
文章の通りです。
紫外線部→8~10%
可視光部→40~45%
赤外線部→45~50%
の割合になります。
✕
日射の大気透過率は大気中の水蒸気に影響を受けます。
窒素や酸素は日射の放射を吸収しないので影響しないです。
よって設問は誤りです。
〇
文章の通りです。
地表が太陽光によって加熱されると赤外線を放出します。
そのうちの一部が大気中に存在する水蒸気や二酸化炭素・メタン等の
温室効果ガスに吸収されます。
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