1級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問30 (問題A 2 問16)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 管工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 問30(問題A 2 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 中央式給湯設備の貯湯タンク内の湯温は、レジオネラ属菌対策のため、60℃以上とする。
  • 瞬間湯沸器の1号は、流量1L/minの水の温度を25℃上昇させる能力を表しており、加熱能力は約1.74kWである。
  • 中央式給湯設備の返湯管が複数ある場合、湯が均等に循環するよう各系統に定流量弁を設ける。
  • 中央式給湯設備の循環経路に気水分離器を取り付ける場合は、配管経路の圧力の高い位置に設置する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

給湯設備に関する問題です。

選択肢1. 中央式給湯設備の貯湯タンク内の湯温は、レジオネラ属菌対策のため、60℃以上とする。

問題文の通りです。

 

中央式給湯設備の維持管理のポイントは、レジオネラ汚染防止対策、以下の3点です。

・給湯温度の適切な管理

・給湯設備内での給湯水の滞留防止

・給湯設備全体の清掃

貯湯式の給湯設備や循環式の中央式給湯設備を使用するときは、貯湯槽内の湯温が60℃以上、末端の給湯栓で55℃度以上となるよう維持管理します。

 

(厚生労働省飲料水の管理 - 中央式給湯設備の維持管理を参照)

選択肢2. 瞬間湯沸器の1号は、流量1L/minの水の温度を25℃上昇させる能力を表しており、加熱能力は約1.74kWである。

問題文の通りです。

 

湯沸器の過熱能力 H [W]は、次式で計算できます。(本来は水の密度と水の低圧比熱を用いた計算ですが(省略)、計算を進めると、次式になります)

 

H=60×0.00116×K×Q×Δt

K:余裕係数1.1~1.2、Q:給湯量[L/min]、Δt:上昇温度[℃]

Qは 1L/minですので、0.001 m3/minです。(単位を揃えるため)

Kは余裕係数ですが、ここでは 1 とします。

 

H=0.00174 [W]=1.74 [kW]

 

なお、本問では、問題文そのものが瞬間湯沸器の1号の過熱能力を表しています。

計算式を覚えずとも、問題文の数値を覚えておけば、正否がすぐに分かります。

選択肢3. 中央式給湯設備の返湯管が複数ある場合、湯が均等に循環するよう各系統に定流量弁を設ける。

問題文の通りです。

 

中央式給湯設備の複数系統のリバースリターン方式での循環式では、給湯配管の流量や温度がばらついたり、調整うまくいかないことが有るため、返答管ごとに定流量弁を設置して返湯温度や流量を維持することができます。

選択肢4. 中央式給湯設備の循環経路に気水分離器を取り付ける場合は、配管経路の圧力の高い位置に設置する。

中央式給湯設備の循環経路に気水分離器を取り付ける場合は、配管経路の高い位置に設置します。(圧力は関係ありません)

 

給湯配管の供給方式には、多くが下向き式で配管しますが、エア抜きがまとめてできることが特徴です。加熱に伴い溶存気体が分離して上昇するため、配管経路の一番高い所に気水分離器を取付け、気泡を取り除き、その後給湯必要場所に給湯します。

参考になった数10