2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問14 (ユニットB 問14)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問14(ユニットB 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

換気方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 第一種機械換気方式では、換気対象室内の圧力の制御を容易に行うことができる。
  • 第二種機械換気方式では、換気対象室内の圧力は正圧となる。
  • 第三種機械換気方式では、換気対象室内の圧力は負圧となる。
  • 温度差を利用する自然換気方式では、換気対象室のなるべく高い位置に給気口を設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 正しい
第一種換気システムは、給気・排気とも機械換気で行います。よって圧力制御も安易に可能です。


2 正しい
第二種換気システムは、給気は機械で行い、排気は自然換気で行います。室内の気圧は正圧になるため、病院やボイラー室など清潔な空気を保つ事が望まれる建物に活用します。

3 正しい

第三種換気システムは、給気は自然換気で行い、排気は機械で行います。室内の気圧は負圧になるため、トイレや調理場などに活用します。

4 誤り
建築基準法より、機械を使用しない自然換気方式では給気口の上端を天井高さの1/2以下にする必要があります。

参考になった数74

02

換気方式に関して該当しないものを選択する問題です。

1.第一種機械換気方式とは、

 給気・排気両方を機械で行う方式のことです。

 自然換気を使用しないため、圧力制御を行うことが簡単です。

2.第二種機械換気方式とは、

 給気を機械、排気を自然換気で行う方式のことです。

 機械ファンにて空気を取り込むため、

 室内は正圧になります。

3.第三種機械換気方式とは、

 給気を自然換気、排気を機械で行う方式のことです。

 機械ファンにて空気を外部へ吐き出すため、

 室内は負圧になります。

4.温度差を利用する自然換気方式では、

 給気口上端が、

 換気対象室の天井高1/2以下になるように設ける必要があります。

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03

換気方式に関する問題です。

選択肢1. 第一種機械換気方式では、換気対象室内の圧力の制御を容易に行うことができる。

問題文の内容通りです

 

第一種機械換気方式は、給気側と排気側に、それぞれ送風機を設け、確実な吸・排気ができ、室内の気流分布や圧力分布が容易に制御できます

室内は静圧で、自由にコントロールでき、厳密な圧力・気流分布を要する実験室の換気に向いています。

厨房のように大量の排気量があり附室や食堂から大量の空気が流れ無場合には、衛生管理上の防止策として、第一種機械換気方式が良作です。

また、ボイラー室や発電機室のように燃焼用空気やエアバランスが必要な場所にも用いられます。

選択肢2. 第二種機械換気方式では、換気対象室内の圧力は正圧となる。

問題文の内容通りです

 

第二種機械換気方式は、給気にだけ送風機を設けて室内を正圧とし、排気は正圧になった分だけ排気口から逃がしてやります。

選択肢3. 第三種機械換気方式では、換気対象室内の圧力は負圧となる。

問題文の内容通りです

 

第三種機械換気方式は、排気側だけに送風機を設け、室内を負圧として換気します。

給気は負圧になった分だけ室内に自然流入します。

この方式は、便所や浴室のように部屋全体からの臭気や水蒸気を発生する室で、その室から外部には臭気や水蒸気を拡散させたくないときに有効な換気方式です。

選択肢4. 温度差を利用する自然換気方式では、換気対象室のなるべく高い位置に給気口を設ける。

温度差を利用する自然換気方式では、換気対象室のなるべく高い位置に排気口を設ける

 

自然換気方式は、給気口と排気筒付き排気口がある室の換気方式で、風量か温度差による浮力で、室内空気を屋外に排出します。

建築基準法では、給気口は床から天井までの高さの1/2以下に設け、排気口は給気口より高い位置とします。

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