2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問22 (ユニットB 問22)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問22(ユニットB 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 液化石油ガス( LPG )は、調整器により3.3~2.3kPaに減圧されて供給される。
  • 液化石油ガス( LPG )用のガス漏れ警報器の有効期間は、8年である。
  • 液化石油ガス( LPG )のバルク供給方式は、一般的に、工場などに用いられる。
  • 液化石油ガス( LPG )は、空気より重い。

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この過去問の解説 (3件)

01

ガス設備に関して該当しないものを選択する問題です。

1.液化石油ガス( LPG )を搬送する際、

 調整器により3.3~2.3kPaに減圧、液化状態で供給します。

 液化状態で運ぶことにより体積は1/250になり、

 大量のLPGを搬送することができるためです。 

 使用時は、

 液化状態から常温時約8気圧(800kPa程度)加圧し、気化させます。 

2. LPG用のガス漏れ警報器の有効期間は5年です。

3.バルク供給方式は、

 バルク貯槽と呼ばれるタンクを設置し、

 そのタンクに対してLPGを供給します。

 ホテルや工場・病院といった中・大規模に使用される方式です。 

4.気体のLPGは空気より重いです。

 ピット下部等に溜まりやすいので、酸欠に注意する必要があります。

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02

1 正しい

液化石油ガス( LPG )は、減圧して液化させ、使用の際は気化させ供給します。

2 誤り

ガス漏れ警報器の有効期限は5年です。

3 正しい

液化石油ガス( LPG )のバルク供給方式は、一般に製鉄所や工場など、比較的大量にLPガスを消費する事業者向けの供給方式です。

4 正しい

液化石油ガス( LPG )は、空気より重く、空気の1.5倍から2倍の重さです。

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03

ガス設備に関する問題です。

選択肢1. 液化石油ガス( LPG )は、調整器により3.3~2.3kPaに減圧されて供給される。

問題文の内容通りです

 

「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則第18条(供給設備の技術上の基準)」

第20号ハ項

【 調整器は、次に定める基準に適合します。

ハ 調整器の調整圧力及び閉そく圧力は、次に定める基準に適合させます。

(1)調整器(生活の用に供する液化石油ガスに係るものに限ります)の調整圧力は、2.3 kPa以上 3.3 kPa以下で、閉そく圧力は、3.5 kPa以下とします。 】

選択肢2. 液化石油ガス( LPG )用のガス漏れ警報器の有効期間は、8年である。

液化石油ガス( LPG )用のガス漏れ警報器の有効期間は、5年である

 

警報器の交換期限は、センサー部分の感知能力の劣化をテストし、有効に働くことを5年と保証したものです。

LP用警報器の交換期限は、「XXXX年」までの記載で、「月」の記載がありません。

5年を過ぎると正常に働かない可能性があります。

(ガス警報器工業会)

選択肢3. 液化石油ガス( LPG )のバルク供給方式は、一般的に、工場などに用いられる。

問題文の内容通りです

 

バルク供給は、工場などに、大規模なLPガスの供給方式として、設置されたbバルク貯蔵にバルクローリ車で直接LPガスを充填する方式です。

 

「液化石油ガス法」の改正で、一般住宅・集合住宅・業務用住宅などへの供給手段として、利用できるようになっています。

選択肢4. 液化石油ガス( LPG )は、空気より重い。

問題文の内容通りです

 

液化石油ガスの種類には、第1種で1号から3号、第2種で1号から4号まであります。

1種1号の成分は、プロパン80%以上、ブタン20%以下、他の構成で、2種4号の成分は、プロパン10%以下、ブタン90%以上、他となっています。

 

空気の分子量は約29とすれば、プロパンの分子量は約44、ブタンの分子量は58となるため、液化石油ガスの比重は、空気より1以上となることが分かります。

従って、LPGは、空気より重くなります

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