2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問38 (ユニットD 問38)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問38(ユニットD 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト付属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 厨房の排気ダクトには、油や結露水が滞留するおそれがあるため、継手部に耐熱性の材料のシールを施す。
  • 送風機の接続ダクトに取り付ける風量測定口は、送風機の吐出し口の直後に取り付ける。
  • 長方形ダクトのエルボの内側半径は、ダクト幅の1/2以上とする。
  • 低圧ダクトに用いるコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトと同じとしてもよい。

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この過去問の解説 (3件)

01

ダクト・ダクト付属品に関して該当しないものを選択する問題です。

1.厨房の排気ダクトは、

 油や結露水が滞留するおそれがあります。

 滞留時でも問題の無いよう、継手部に耐熱性のシール材を施します。

2.送風機接続ダクトに取り付ける風量測定口は、

 送風機吐出し口の直近ではなく下流側に設けます。

 これは、風速にムラがなく整流された箇所で測定を行うためです。

3.長方形ダクトのエルボの内側半径は、

 基本、ダクト幅の1/2以上とします。

 また内側半径がダクト幅の1/2より小さい場合、

 ダクトの圧力損失を低減するためガイドベーンを設けます。 

4.低圧ダクトに用いる、

 コーナーボルト工法(共板工法)とアングルフランジ工法のダクト板厚は、

 同じで構いません。

 低コスト・軽量といった観点から、

 現場ではコーナーボルト工法(共板工法)が主流となっています。 

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02

1 正しい

設問のとおり、厨房の排気ダクトは、油や結露水が滞留するのを防ぐ為、継手部に耐熱性の材料のシールを施します。

2 誤り

送風機の接続ダクトに取り付ける風量測定口は、吐き出し直後だと安定しないので、直管上流長5D以上、下流長2D以上とします。

3 正しい

長方形ダクトのエルボの内側半径は、ダクト幅の1/2以上とします。

4 正しい

低圧ダクトに用いるコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトと同じにしても良いです。

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03

ダクト及びダクト付属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 厨房の排気ダクトには、油や結露水が滞留するおそれがあるため、継手部に耐熱性の材料のシールを施す。

問題文の内容通りです

 

厨房排気ダクトの継目には、調理で使用した油や結露水が溜まっている可能性が高く、滞留物からの火災の発生を防ぐために、継ぎ目部分には耐熱性のあるシール材を使用します。

選択肢2. 送風機の接続ダクトに取り付ける風量測定口は、送風機の吐出し口の直後に取り付ける。

送風機の接続ダクトに取り付ける風量測定口は、風量調節ダンパーの後で、気流が整流された場所に取り付ける

 

送風機ダクトの風量測定口は、風量調節ダンパーの後で、気流が整流された場所に取付けます。

選択肢3. 長方形ダクトのエルボの内側半径は、ダクト幅の1/2以上とする。

問題文の内容通りです

 

長方形ダクトのエルボは、エルボの内側半径が小さいと、乱流を生じ、圧力損失や騒音が大きくなる可能性があり、エルボの内側半径はダクト幅の 1/2 以上とします。

1/2ができないときは、案内羽根付きエルボを検討します。

選択肢4. 低圧ダクトに用いるコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトと同じとしてもよい。

問題文の内容通りです

 

コーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトと同じでも構いません。

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