2級管工事施工管理技士 過去問
平成29年度(2017年)
問40 (ユニットD 問40)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級管工事施工管理技士試験 平成29年度(2017年) 問40(ユニットD 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

保温、保冷及び塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 冷温水配管の支持部には、合成樹脂製の支持受けを使用する。
  • グラスウール保温材は、ポリスチレンフォーム保温材に比べ、防湿性がよい。
  • 亜鉛めっきが施されている鋼管に塗装を行う場合は、下地処理としてエッチングプライマーを使用する。
  • アルミニウムペイントは、耐水性、耐候性及び耐食性がよく、蒸気管や放熱器の塗装に使用される。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

保温・保冷・塗装等に関して該当しないものを選択する問題です。

1.冷温水配管の支持部には、

 結露防止を防ぐため、合成樹脂製の支持受けを使用します。

2.グラスウール保温材は湿気に弱く

 ポリスチレンフォーム湿気に強いとされています。

3.亜鉛めっきが施されている鋼管に塗装を行う場合は、

 下地処理としてエッチングプライマーを使用します。

 金属への塗装付着を促進する役割があります。

4.アルミニウムペイントは、

 耐食性に優れており、蒸気管や放熱器の塗装に使用します。

参考になった数52

02

1 正しい

冷温水配管の支持部には、合成樹脂製の支持受けを使用します。

2 誤り

グラスウールは吸湿しやすく、断熱性・保温性は低く、ポリスチレンフォーム保温材は防湿性にすぐれています。

3 正しい

エッチングプライマーは、金属を塗装するときに用いられ、塗装の付着性の向上や金属の錆止め効果が得られます。

4 正しい

アルミニウムペイントは、耐水性や防食性がすぐれており、金属などの鉄や亜鉛めっき部に使用されます。

参考になった数35

03

保温、保冷及び塗装に関する問題です。

選択肢1. 冷温水配管の支持部には、合成樹脂製の支持受けを使用する。

問題文の内容通りです

 

冷水や冷温水の配管の吊りバンドの支持部には、防湿加工を施した硬質ウレタン製の指示受けを用います。

配管を直接支持するときは、保温外面より 約150 mmの長さまで、吊り棒に保温被膜します。

選択肢2. グラスウール保温材は、ポリスチレンフォーム保温材に比べ、防湿性がよい。

ポリスチレンフォーム保温材は、グラスウール保温材に比べ、防湿性がよい

 

給排水・衛生設備の保温材の施工例として、ポリスチレンフォーム保温材は、給水管では、床下・暗きょ内、屋外露出、浴室・厨房などの多湿箇所で施工されます。

また、排水・通気管でも、浴室や厨房などの多湿箇所は、ポリスチレンフォーム保温材で施工されます。

選択肢3. 亜鉛めっきが施されている鋼管に塗装を行う場合は、下地処理としてエッチングプライマーを使用する。

問題文の内容通りです

 

鋼管や継手(白管)の塗装は、調合ペイントを本塗り・中塗りに1回、下塗りは1回とし、錆止めペイントを塗ります。

エッチングプライマーは、錆止めペイントの1つです。

選択肢4. アルミニウムペイントは、耐水性、耐候性及び耐食性がよく、蒸気管や放熱器の塗装に使用される。

問題文の内容通りです

 

アルミニウムペイントは、銀ペンとも呼ばれ、耐水・耐候性・耐食性に優れ、加熱によってアルミニウムの粉が鉄の表面に融着し、耐熱性塗膜が形成されます。

屋外オイルタンク、蒸気管、放熱器などの塗装に用いられます。

参考になった数0