1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午前 問1

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 第3種機械換気方式は、自然給気と排気機による換気方式で、浴室や便所などに用いられる。
  • 自然換気設備の給気口は、調理室等を除き、居室の天井の高さの1/2以下の高さに設置する。
  • 営業用の厨房は、一般に窓のない浴室よりも換気回数を多く必要とする。
  • 給気口から排気口に至る換気経路を短くする方が、室内の換気効率はよくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1:設問の通りです。それ以外に「第1種換気方式」と「第2種換気方式」があります。「第1種換気方式」は、給気・排気とも機械換気で強制的に行う換気方法であり、「第2種換気方式」は、給気を機械換気、排気を自然換気にて行う換気方式です。どの換気方式とするかは、部屋の用途等によって、使い分ける必要があります。

2:設問通りです。建築基準法施工令第129条の2の6第1項により規定されています。

3:設問通りです。

4:誤りです。給気口から排気口に至る換気経路は(短くするのではなく)長くする方が、室内の換気効率は良くなります。給気口と排気口の位置が近いと、狭い範囲で空気が循環してしまい換気が機能しないショートサーキットを起こします。

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02

正解は4です。

【解説】

1.設問の通りです。

  「第3種機械換気方式

   給気は給気口から自然に、排気は換気扇から強制的に行います。

   室内で発生した臭いや湿気が他の部屋に広がる前に強制排気する換気方式です。

   浴室や便所の様に臭いが発生しやすい部屋に採用されています。

2.設問の通りです。

   建築基準法施工令第129条の2の6第1項ロにより規定されています。

3.設問の通りです。

4.誤りです。

  給気口と排気口は適切な距離を取ると換気効率が良くなります。

  近くに設置すると狭い範囲で空気が循環するショートサーキットが起こり、

  取り込んだ新鮮な空気が部屋全体に行き渡らなくなります。 

    

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03

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. 第3種機械換気方式は、自然給気と排気機による換気方式で、浴室や便所などに用いられる。

正しいです。

第1種換気方式:給気・排気とも機械換気で強制的に行う換気方法

第2種換気方式:給気を機械換気、排気を自然換気にて行う換気方式

第3種換気方式:給気を自然換気、排気を機械換気にて行う換気方式

選択肢2. 自然換気設備の給気口は、調理室等を除き、居室の天井の高さの1/2以下の高さに設置する。

正しいです。

建築基準法施工令第129条の2の6第1項により規定されています。

選択肢3. 営業用の厨房は、一般に窓のない浴室よりも換気回数を多く必要とする。

正しいです。

厨房の必要換気回数:30~60回/h

窓のない浴槽の必要換気回数:5回/h程度

選択肢4. 給気口から排気口に至る換気経路を短くする方が、室内の換気効率はよくなる。

誤りです。

給気口から排気口に至る換気経路は長くする方が、

室内の換気効率は良くなります。

給気口と排気口の位置が近いと、ショートサーキットを起こします。

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