1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午前 問16

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

構内アスファルト舗装に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。
  • 舗装に用いるストレートアスファルトは、積雪寒冷地域では主として針入度が80〜100の範囲のものを使用する。
  • アスファルト混合物等の敷均し時の温度は、110℃以上とする。
  • アスファルト舗装終了後の交通開放は、舗装表面の温度が50℃以下になってから行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。

1:誤りです。
盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さは200mm程度ごとに締め固めます。

2:設問通りです。
アスファルトの針入度(しんにゅうど)とは、アスファルトの柔らかさを表す数字です。
一定温度に保った試料に、規定の針が一定時間内に進入する長さを測定します。同一の条件のもとでは、硬いアスファルトほど針入度は小さく、柔らかいアスファルトほど針入度は大きくなります。
日本の舗装用石油アスファルトの品質規格は、石油アスファルトのJIS規格(JIS K 2207)のうち道路用に適した等級の抜粋として設定されており、日本道路協会の「舗装設計施工指針」に示されています。

3:設問通りです。
初期転圧は、アスファルト混合物の温度が110~140℃の時に、鉄の車輪を持った10~12tのロードローラで踏み固めて安定させます。一般に、ロードローラの転圧速度は2~3km/hとし、アスファルトフィニッシャ側に駆動輪を向け、勾配の低い方から等速で転圧します。

4:設問通りです。
転圧終了後、一般的には舗装表面の温度がおおむね50℃以下となってから交通開放します。これは、交通開放直後のわだち掘れなどの舗装の初期変形を抑制するためです。

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02

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. 盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ300mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げる。

誤り。

盛土をして路床とする場合は、一層の仕上り厚さ200mm程度ごとに締め固めながら、所定の高さに仕上げます。

選択肢2. 舗装に用いるストレートアスファルトは、積雪寒冷地域では主として針入度が80〜100の範囲のものを使用する。

正しい。

設問の通りです。

選択肢3. アスファルト混合物等の敷均し時の温度は、110℃以上とする。

正しい。

設問の通りです。

選択肢4. アスファルト舗装終了後の交通開放は、舗装表面の温度が50℃以下になってから行う。

正しい。

設問の通りです。

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