1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午前 問47
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午前 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
仮設設備の計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 工事用の動力負荷は、工程表に基づいた電力量山積みの60%を実負荷とする計画とした。
- 溶接用ケーブル以外の屋外に使用する移動電線で、使用電圧が300V以下のものは、1種キャブタイヤケーブルを使用する計画とした。
- 仮設の給水設備において、工事事務所の使用水量は、50リットル/人・日を見込む計画とした。
- 仮設の照明設備において、普通の作業を行う作業面の照度は、150ルクス以上とする計画とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:設問通りです。
消費する電力の最大負荷(100%)の内、実質使用するものは60%と決めて、最大電力使用量を決定します。
電力量山積みとは、使用電力量を山積みしたものをいいます。電力を使用する量を60%までとして計算します。
2:誤りです。
まず、移動電線とは、建物や電柱などに固定せずに移動出来る電線のことです。例としては、工場内のクレーン、エレベーター、倉庫の昇降機や走行クレーンなどがあります。
次に移動電線には3種類あります。
①溶接用の移動電線
②ビニル系キャブタイヤケーブル(③ゴム系より弱いです。)
③ゴム系キャブタイヤケーブル(1~4種があり、数字が大きいほど強度が増します。)
屋内外で使用する電圧が300V以下の電線は、溶接用の移動電線以外を使用する場合は、ゴム系キャブタイヤケーブルの2~4種を使用することとなっています。簡単に言うと、弱いケーブルは使わないようにする、ということです。
暗記問題なので覚えましょう。
3:設問通りです。
仮設給水設備の使用量とは、工事現場で使用する水の量のことです。
現場使用する水は、下記2つとなります。
①飲料水⇒30リットル/人・日
②雑用水(散水・トイレ等の水)⇒10~20リットル/人・日
①②を合計しますと、40~50リットル/人・日となります。
暗記問題なので、覚えましょう。
4:設問通りです。
仮設照明設備の照度に関する問題です。
照度とは、照らされた明るさのことで、単位は【lx】ルクスです。距離と面積が関係します。
普通作業⇒150ルクス以上
精密作業⇒300ルクス以上 が必要です。
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02
以下に解説します。
誤り。
屋外に施設する移動電線に使用するキャブタイヤケーブルは、断面積0.75㎜2以上の2~4種とします。
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