1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問36

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

外壁張り石工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 湿式工法において、石厚40 mmの花こう岩の取付け用引金物は、径4.0 mmのものを使用した。
  • 乾式工法のロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4.0 mmのものを使用した。
  • 湿式工法において、流し筋工法の埋込みアンカーは、設置位置を450 mmの間隔とし、縦筋を通り良く設置した。
  • 乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの取付け代(しろ)は、40 mmとした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの取付け代(しろ)は、40 mmとした。」です。

選択肢1. 湿式工法において、石厚40 mmの花こう岩の取付け用引金物は、径4.0 mmのものを使用した。

設問のとおりです。

選択肢2. 乾式工法のロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4.0 mmのものを使用した。

設問のとおりです。

選択肢3. 湿式工法において、流し筋工法の埋込みアンカーは、設置位置を450 mmの間隔とし、縦筋を通り良く設置した。

設問のとおりです。

選択肢4. 乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの取付け代(しろ)は、40 mmとした。

乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの取付け代(しろ)は、70mm以上とします。

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02

この問題のポイントは以下の通りです。石のだぼ位置、下地とのクリアランスはしっかり押さえておきましょう。

選択肢4. 乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの取付け代(しろ)は、40 mmとした。

乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの間隔は、70 mmとします。よってこの記述は誤りです。

まとめ

乾式工法において石材裏面のクリアランスは70㎜です。しっかり覚えておきましょう。

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03

外壁張り石工事は乾式、湿式それぞれの特徴を整理して覚えましょう。

選択肢1. 湿式工法において、石厚40 mmの花こう岩の取付け用引金物は、径4.0 mmのものを使用した。

設問の通りです。取付用引金物は径4.0mmのものを使用します。

選択肢2. 乾式工法のロッキング方式において、ファスナーの通しだぼは、径4.0 mmのものを使用した。

設問の通りです。通しだぼは径4.0mmのものを使用します。

選択肢3. 湿式工法において、流し筋工法の埋込みアンカーは、設置位置を450 mmの間隔とし、縦筋を通り良く設置した。

設問の通りです。アンカー設置位置は450mm間隔です。

選択肢4. 乾式工法において、コンクリート躯体の表面の精度を ± 10 mmとし、石材の裏面から躯体の表面までの取付け代(しろ)は、40 mmとした。

設問は誤りです。石材の裏面から躯体の表面までの取り付け代は70mmです。

まとめ

クリアランス、金物やダボ穴の径をしっかり覚えましょう。

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