1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問35

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

塗膜防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ゴムアスファルト系防水材の室内平場部の総使用量は、固形分60%のものを使用するため、4.5 kg/m2とした。
  • ウレタンゴム系絶縁工法において、通気緩衝シートの相互の重ね幅は、50 mmとした。
  • ゴムアスファルト系吹付工法において、防水材の塗継ぎの重ね幅は、100 mmとした。
  • ウレタンゴム系防水材の立上り部の総使用量は、硬化物密度1.0 Mg/m3のものを使用するため、2.0 kg/m2とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「ウレタンゴム系絶縁工法において、通気緩衝シートの相互の重ね幅は、50 mmとした。」です。

選択肢1. ゴムアスファルト系防水材の室内平場部の総使用量は、固形分60%のものを使用するため、4.5 kg/m2とした。

設問のとおりです。

選択肢2. ウレタンゴム系絶縁工法において、通気緩衝シートの相互の重ね幅は、50 mmとした。

ウレタンゴム系絶縁工法において、通気緩衝シートは相互に突き付けとします。

選択肢3. ゴムアスファルト系吹付工法において、防水材の塗継ぎの重ね幅は、100 mmとした。

設問のとおりです。

選択肢4. ウレタンゴム系防水材の立上り部の総使用量は、硬化物密度1.0 Mg/m3のものを使用するため、2.0 kg/m2とした。

設問のとおりです。

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02

この問題のポイントは以下の通りです。防水工事における資材相互の重ね幅のパターンは少ないです。しっかり押さえておきましょう。

選択肢2. ウレタンゴム系絶縁工法において、通気緩衝シートの相互の重ね幅は、50 mmとした。

ウレタンゴム系絶縁工法において、通気緩衝シート相互は突きつけとし、突きつけ部分は50㎜以上のテープで張り付けます。よってこの記述は誤りです。

まとめ

通気緩衝シートはシート相互を突きつけテープ止めです。覚えておきましょう。

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03

塗膜防水についての問いとなります。シート防水とあわせて防水工事をひとくくりに覚えておくと良いでしょう。

選択肢1. ゴムアスファルト系防水材の室内平場部の総使用量は、固形分60%のものを使用するため、4.5 kg/m2とした。

設問の通りです。室内ではなく、地下外壁の場合は7.0kg/㎡となります。

選択肢2. ウレタンゴム系絶縁工法において、通気緩衝シートの相互の重ね幅は、50 mmとした。

設問は誤りです。ウレタンゴム系絶縁工法の通気緩衝シートは相互は突きつけとし、突きつけ部は50㎜以上のテープで張りとします。

選択肢3. ゴムアスファルト系吹付工法において、防水材の塗継ぎの重ね幅は、100 mmとした。

設問の通りです。塗り継ぎの重ね幅は100mm以上とします。

選択肢4. ウレタンゴム系防水材の立上り部の総使用量は、硬化物密度1.0 Mg/m3のものを使用するため、2.0 kg/m2とした。

設問の通りです。ウレタンゴム系塗膜防水材塗りについて、硬化物密度が1.0mg/m3である材料の場合、立上りは 2工程で2.0 kg/㎡とすることができます。

まとめ

一見数値について問われているように思われますが、数値以外にも誤りがある可能性があることを十分に注意してください。

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