1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問34

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

改質アスファルトシート防水トーチ工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ALCパネル下地のプライマーは、使用量を0.4 kg/m2とし、2回に分けて塗布した。
  • コンクリート下地の入隅に、角度45度の成形キャント材を使用した。
  • 絶縁工法によるALCパネル下地の短辺接合部は、あらかじめ幅50 mmの絶縁用テープを張り付けた。
  • 密着工法による平場部の張付けにおいて、シートの3枚重ね部は、中間の改質アスファルトシート端部を斜めにカットした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「コンクリート下地の入隅に、角度45度の成形キャント材を使用した。」です。

選択肢1. ALCパネル下地のプライマーは、使用量を0.4 kg/m2とし、2回に分けて塗布した。

設問のとおりです。

選択肢2. コンクリート下地の入隅に、角度45度の成形キャント材を使用した。

コンクリート下地の入隅は、通りよく直角に仕上げます。

選択肢3. 絶縁工法によるALCパネル下地の短辺接合部は、あらかじめ幅50 mmの絶縁用テープを張り付けた。

設問のとおりです。

選択肢4. 密着工法による平場部の張付けにおいて、シートの3枚重ね部は、中間の改質アスファルトシート端部を斜めにカットした。

設問のとおりです。

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02

シート防水のトーチ工法に絞った問題です。現場と見比べながら勉強してください。

選択肢1. ALCパネル下地のプライマーは、使用量を0.4 kg/m2とし、2回に分けて塗布した。

設問の通りです。2回に分けて塗布します。

選択肢2. コンクリート下地の入隅に、角度45度の成形キャント材を使用した。

設問は誤りです。正しくはコンクリート下地の出隅に、角度45度の成形キャント材を使用した。となります。入隅は直角とします。

選択肢3. 絶縁工法によるALCパネル下地の短辺接合部は、あらかじめ幅50 mmの絶縁用テープを張り付けた。

設問の通りです。下地の短辺接合部には絶縁用テープをあらかじめ張り付けます。

選択肢4. 密着工法による平場部の張付けにおいて、シートの3枚重ね部は、中間の改質アスファルトシート端部を斜めにカットした。

設問の通りです。平場部分のシート3枚を重ねる部分は、中間のシート端部を斜めにカットします。

まとめ

この問題は、よく読めばわかるのですが、流し読みすると間違えるひっかけ問題でした。本番の試験で引っかからないように設問はよく読むようにしてください。

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03

この問題のポイントは以下の通りです。防水工事の端部、入出隅・角の仕様についてしっかり押さえておきましょう。

選択肢2. コンクリート下地の入隅に、角度45度の成形キャント材を使用した。

下地の出隅・入隅においてはく離の防止と、防水層を下地へなじませるため、出隅は通りよく面取り(45度)とし、入隅は直角とします。よってこの記述は誤りです。

まとめ

改質アスファルトシート防水の下地は、入隅直角、出隅面取りです。覚えておきましょう。

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