1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問33

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

揚重運搬機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 工事用エレベーターは、定格速度が0.75 m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。
  • ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが 1/8 の勾配を超えた場合、動力を自動的に遮断する装置を設ける。
  • ジブクレーンの定格荷重は、負荷させることができる最大の荷重から、フック等のつり具の重量に相当する荷重を控除したものである。
  • 傾斜ジブ式タワークレーンは、重量物のつり上げに用いられ、狭い敷地で作業することができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが 1/8 の勾配を超えた場合、動力を自動的に遮断する装置を設ける。」です。

選択肢1. 工事用エレベーターは、定格速度が0.75 m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。

設問のとおりです。

選択肢2. ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが 1/8 の勾配を超えた場合、動力を自動的に遮断する装置を設ける。

ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが 1/10 の勾配を超えた場合、

動力を自動的に遮断する装置を設けます。

選択肢3. ジブクレーンの定格荷重は、負荷させることができる最大の荷重から、フック等のつり具の重量に相当する荷重を控除したものである。

設問のとおりです。

選択肢4. 傾斜ジブ式タワークレーンは、重量物のつり上げに用いられ、狭い敷地で作業することができる。

設問のとおりです。

参考になった数36

02

この問題のポイントは以下の通りです。楊重機器の定格荷重・速度、又精度についてはしっかり押さえておきましょう。

選択肢1. 工事用エレベーターは、定格速度が0.75 m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。

記述の通りです。工事用エレベーターは、定格速度が0.75 m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。

選択肢2. ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが 1/8 の勾配を超えた場合、動力を自動的に遮断する装置を設ける。

搬器の傾きが1/10の勾配を超えないうちに動力を自動で遮断させる装置を設ける必要があります。よってこの記述は誤りです。

選択肢3. ジブクレーンの定格荷重は、負荷させることができる最大の荷重から、フック等のつり具の重量に相当する荷重を控除したものである。

記述の通りです。ジブクレーンの定格荷重は、負荷させることができる最大の荷重から、フック等のつり具の重量に相当する荷重を控除したものです。

選択肢4. 傾斜ジブ式タワークレーンは、重量物のつり上げに用いられ、狭い敷地で作業することができる。

記述の通りです。傾斜ジブ式タワークレーンは、重量物のつり上げに用いられ、狭い敷地で作業することができます。

まとめ

ロングスパンの傾きは1/10を超えない様にすることと、傾きを超えた時のために自動遮断装置が必要になります。この2つは間違えない様しっかり覚えておきましょう。

参考になった数10

03

高層建築物では必須となるロングスパンエレベータの問題です。定格荷重や速度をまずは覚えておきましょう。

選択肢1. 工事用エレベーターは、定格速度が0.75 m/sを超える場合、次第ぎき非常止め装置を設ける。

設問の通りです。次第ぎき式非常止め装置とは、異常を感知し急停止するとカゴ内の人に大きな衝撃が加わるため、カゴを徐々に停止させ大きな衝撃を緩和する装置です

選択肢2. ロングスパン工事用エレベーターは、搬器の傾きが 1/8 の勾配を超えた場合、動力を自動的に遮断する装置を設ける。

設問は誤りです。1/10の勾配を超えた場合が正となります。

選択肢3. ジブクレーンの定格荷重は、負荷させることができる最大の荷重から、フック等のつり具の重量に相当する荷重を控除したものである。

設問の通りです。定格荷重はフック等のつり具の重量については控除したものです。

選択肢4. 傾斜ジブ式タワークレーンは、重量物のつり上げに用いられ、狭い敷地で作業することができる。

設問の通りです。狭い敷地で作業が可能です。

まとめ

揚重機器の設問は比較的簡単なので確実に得点を重ねましょう。

参考になった数3