大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問41 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問8)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問41(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( ソタ )・( チツ )に当てはまる組み合わせとして正しいものを選べ。

花子さんと太郎さんは、得点に応じた景品を一つもらえる、さいころを使った次のゲームを行う。ただし、得点なしの場合は景品をもらえない。

ゲームのルール
・最初にさいころを1回投げる。
・さいころを1回投げた後に、続けて2回目を投げるかそれとも1回で終えて2回目を投げないかを、自分で決めることができる。
・2回目を投げた場合は、出た目の合計をで6割った余りをAとする。2回目を投げなかった場合は、1回目に出た目を6で割った余りをAとする。
・Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする。

(3)太郎さんは、どの景品でもよいからもらいたいと思い、得点なしとなる確率が最小となるような戦略を考えた。
例えば、さいころを1回投げたところ、出た目は3であったとする。この条件のもとでは、2回目を投げない場合、得点なしとなる確率は( ス )/( セ )であり、2回目を投げる場合、得点なしとなる確率は( ソタ )/( チツ )である。よって、1回目に投げたさいころの目が3であったときは、( テ )。
1回目に投げたさいころの目が3以外の場合についても考えてみると、太郎さんの戦略は次のようになる。

太郎さんの戦略
1回目に投げたさいころの目を6で割った余りが( ト )のときのみ、2回目を投げる。
この戦略のもとで太郎さんが得点なしとなる確率は( ナニ )/( ヌネ )であり、この確率は、1回目に投げたさいころの目にかかわらず2回目を投げる場合における得点なしとなる確率より小さくなる。

  • ソタ:11  チツ:16
  • ソタ:12  チツ:17
  • ソタ:13  チツ:18
  • ソタ:14  チツ:19

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この過去問の解説 (1件)

01

2回目を投げる場合を考えるので、さいころの2つの出目の和を6で割った余り(すなわちA)をまとめた表を用意します。

※横が1回目の出目、縦が2回目の出目です。

出目123456
1234501
2345012
3450123
4501234
5012345
6123450

この問題では、1回目に3が出た場合を考えているので、横の出目3がある縦のラインを見ます。

2回目を投げた場合、Aは4、5、0、1、2、3のいずれかの値になり、その確率はすべて1/6です。

次に、Aが取りうるそれぞれの値について、得点なしとなる場合を考えます。

※「Aが決まった後に、さいころをもう1回投げ、出た目がA未満の場合はAを得点とし、出た目がA以上のときは得点なしとする。」この操作を操作1と呼ぶことにします。

得点なしとなるのは、以下の表の場合です。

A(2回目)450123
操作1の出目4,5,65,61〜61〜62,3,4,5,63,4,5,6
確率3/62/6115/64/6

操作1の出目は1以上6以下の自然数なので、A(2回目)が0または1のときはその時点で「得点なし」が確定します。

したがって、求める確率ソタ/チツは

(1/2+1/3+1+1+5/6+4/6)×1/6=26/36=13/18となります。

(ソタ:13、チツ:18)

選択肢1. ソタ:11  チツ:16

不正解です。

選択肢2. ソタ:12  チツ:17

不正解です。

選択肢3. ソタ:13  チツ:18

正解です。

選択肢4. ソタ:14  チツ:19

不正解です。

まとめ

順序立てて考えることがポイントです。

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