大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問48 (数学Ⅰ・数学A(第4問) 問4)
問題文
(1)整数kが0≦k<5を満たすとする。77k=5✕15k+2kに注意すると、77kを5で割った余りが1となるのはk=( ア )のときである。
(2)三つの整数k、l、mが
0≦k<5、0≦l<7、0≦m<11
を満たすとする。このとき
(k/5)+(l/7)+(m/11)−(1/385) ・・・・・・①
が整数となるk、l、mを求めよう。
①の値が整数のとき、その値をnとすると
(k/5)+(l/7)+(m/11)=(1/385)+n ・・・・・・②
となる。②の両辺に385を掛けると
77k+55l+35m=1+385n ・・・・・・③
となる。これより
77k=5(−11l−7m+77n)+1
となることから、77kを5で割った余りは1なのでk=( ア )である。
同様にして
55l=7(−11k−5m+55n)+1
および
35m=11(−7k−5l+35n)+1
であることに注意すると、l=( イ )およびm=( ウ )が得られる。
なお、k=( ア )、l=( イ )、m=( ウ )を③に代入するとn=2であることがわかる。
(3)三つの整数x、y、zが
0≦x<5、0≦y<7、0≦z<11
を満たすとする。次の形の整数
77✕( ア )✕x+55✕( イ )✕y+35✕( ウ )✕z
を5、7、11で割った余りがそれぞれ2、4、5であるとする。このとき、x、y、zを求めよう。77✕( ア )✕xを5で割った余りが2であることからx=( エ )となる。同様にしてy=( オ )、z=( カ )となる。
x、y、zを上で求めた値として、整数pを
p=77✕( ア )✕x+55✕( イ )✕y+35✕( ウ )✕z
で定める。このとき、5、7、11で割った余りがそれぞれ2、4、5である整数Mは、ある整数rを用いてM=p+385rと表すことができる。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問48(数学Ⅰ・数学A(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
(1)整数kが0≦k<5を満たすとする。77k=5✕15k+2kに注意すると、77kを5で割った余りが1となるのはk=( ア )のときである。
(2)三つの整数k、l、mが
0≦k<5、0≦l<7、0≦m<11
を満たすとする。このとき
(k/5)+(l/7)+(m/11)−(1/385) ・・・・・・①
が整数となるk、l、mを求めよう。
①の値が整数のとき、その値をnとすると
(k/5)+(l/7)+(m/11)=(1/385)+n ・・・・・・②
となる。②の両辺に385を掛けると
77k+55l+35m=1+385n ・・・・・・③
となる。これより
77k=5(−11l−7m+77n)+1
となることから、77kを5で割った余りは1なのでk=( ア )である。
同様にして
55l=7(−11k−5m+55n)+1
および
35m=11(−7k−5l+35n)+1
であることに注意すると、l=( イ )およびm=( ウ )が得られる。
なお、k=( ア )、l=( イ )、m=( ウ )を③に代入するとn=2であることがわかる。
(3)三つの整数x、y、zが
0≦x<5、0≦y<7、0≦z<11
を満たすとする。次の形の整数
77✕( ア )✕x+55✕( イ )✕y+35✕( ウ )✕z
を5、7、11で割った余りがそれぞれ2、4、5であるとする。このとき、x、y、zを求めよう。77✕( ア )✕xを5で割った余りが2であることからx=( エ )となる。同様にしてy=( オ )、z=( カ )となる。
x、y、zを上で求めた値として、整数pを
p=77✕( ア )✕x+55✕( イ )✕y+35✕( ウ )✕z
で定める。このとき、5、7、11で割った余りがそれぞれ2、4、5である整数Mは、ある整数rを用いてM=p+385rと表すことができる。
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