大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問10 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問10)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問10(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

〔2〕以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて三角比の表【◆◆◆注意:三角比の表画像へのリンク要◆◆◆】を用いてもよい。
水平な地面(以下、地面)に垂直に立っている電柱の高さを、その影の長さと太陽高度を利用して求めよう。

図1のように、電柱の影の先端は坂の斜面(以下、坂)にあるとする。また、坂には傾斜を表す道路標識が設置されていて、そこには7%と表示されているとする。
電柱の太さと影の幅は無視して考えるものとする。また、地面と坂は平面であるとし、地面と坂が交わってできる直線をlとする。
電柱の先端を点Aとし、根もとを点Bとする。電柱の影について、地面にある部分を線分BCとし、坂にある部分を線分CDとする。線分BC、CDがそれぞれlと垂直であるとき、電柱の影は坂に向かってまっすぐにのびているということにする。

電柱の影が坂に向かってまっすぐにのびているとする。このとき、4点A、B、C、Dを通る平面はlと垂直である。その平面において、図2のように、直線ADと直線BCの交点をPとすると、太陽高度とは∠APBの大きさのことである。

道路標識の7%という表示は、この坂をのぼったとき、100mの水平距離に対して7mの割合で高くなることを示している。nを1以上9以下の整数とするとき、坂の傾斜角∠DCPの大きさについて

n°<∠DCP<n°+1°

を満たすnの値は( シ )である。
以下では、∠DCPの大きさは、ちょうど( シ )°であるとする。

ある日、電柱の影が坂に向かってまっすぐにのびていたとき、影の長さを調べたところBC=7m、CD=4mであり、太陽高度は∠APB=45°であった。点Dから直線ABに垂直な直線を引き、直線ABとの交点をEとするとき

BE=( ス )✕( セ )m

であり

DE=([ ソ ]+[ タ ]✕[ チ ])m

である。よって、電柱の高さは、小数第2位で四捨五入すると( ツ )mであることがわかる。

別の日、電柱の影が坂に向かってまっすぐにのびていたときの太陽高度は∠APB=42°であった。電柱の高さがわかったので、前回調べた日からの影の長さの変化を知ることができる。電柱の影について、坂にある部分の長さは

CD=(AB−[ テ ]✕[ ト ])/([ ナ ]+[ ニ ]✕[ ト ]) m

である。AB=( ツ )mとして、これを計算することにより、この日の電柱の影について、坂にある部分の長さは、前回調べた4mより約1.2mだけ長いことがわかる。

( テ )、( ト )、( ナ )、( ニ )にあてはまるものを1つ選べ。
  • テ:5  ト:tan∠DCP  ナ:sin∠DCP  ニ:tan∠DCP
  • テ:6  ト:sin42°  ナ:cos∠DCP  ニ:sin42°
  • テ:6  ト:cos42°  ナ:1/cos∠DCP  ニ:cos42°
  • テ:7  ト:tan42°  ナ:1/sin∠DCP  ニ:sin∠DCP
  • テ:7  ト:tan42°  ナ:sin∠DCP  ニ:cos∠DCP
  • テ:8  ト:sin∠DCP  ナ:1/tan∠DCP  ニ:cos∠DCP

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