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公立学校教員の過去問「第38989問」を出題

問題

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次の文章は、教師の指導による生徒の学習に対する行動の変化に関するものである。A教諭の指導をきっかけとした動機づけと生徒B及び生徒Cのそれぞれの学習効果に関する記述として最も適切なものは、次のページの1~5のうちではどれか。

 A教諭は、国語科の授業で漢字の成り立ちなどについて取り上げ、漢字の組み立てと部首の単元を指導し、様々な漢字について辞書で調べる授業を行った。
 生徒Bは、授業で扱う新出の漢字は授業の前に丁寧に書いて練習する習慣が定着しているが、それ以外の場面では急いで字を書くことが多くあり、書き慣れている字は、普段は他の人が読み取りにくい崩れた字体で書く。そこで、A教諭は、生徒Bに、「とめ」、「はね」、「はらい」に注意して、漢字の組み立てを意識しながら書くよう伝えた。そして、丁寧に書けた漢字に丸を付け、「今日は7個中3個がよかった。次回はもっと丸の数を増やしましょう。」と言葉を掛けながら個別の指導を継続した。その間、生徒Bは、丸の数を増やしたいと思い、書き慣れている漢字を丁寧に書くようになった。
 生徒Cは、普段から漢字の構成に興味があるとともに、丁寧に書くことも定着している。A教諭は、生徒Cのクラスで、漢字を組み立てている部分は、位置によって「へん」や「つくり」、「かんむり」などに分類され、これらの部分はその漢字のおおまかな意味を表していることを個別に指導した。A教諭の指導を受けて、生徒Cは、「へん」と「つくり」などの組合せによる漢字について、辞書で調べ、まとめた。A教諭はその成果を高く評価し、そのことを生徒Cに伝えた。
 授業でこの単元の指導を終えると同時に、生徒B、生徒Cに対する個別の漢字の指導も終えた。その後、生徒Bは再び急いで字を書くようになり、新出の漢字の練習を含め、全てにおいて崩れた字体で書くようになった。生徒Cは、授業で取り扱わない常用漢字以外の漢字についても興味をもち、構成や意味について調べてまとめるようになった。
   1 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。生徒Cについても、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。
   2 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。生徒Cについても、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。
   3 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。生徒Cについては、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。
   4 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。生徒Cについては、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。
   5 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。生徒Cについては、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成29年度(H30年度採用) 共通問題 )

この過去問の解説 (3件)

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正答は5です。

問題文に出てくる用語について、

「アンダーマイニング効果」とは、内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなど外発的動機づけを行うことによって、動機づけが低減する現象です。

「エンハンシング効果」とは他人からの評価や期待といった外発的なものによって内発的な意欲等が高まることです。

生徒B→丸の数という評価は「外発的動機付」です。
生徒C→普段から漢字に興味があり、達成感や満足感による「内発的動機付」です。

以上の理由により正答を5とできます。
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正答は 5 です。

問題文に出てくる動機づけと学習効果の用語をみてみると、
・外発的動機づけ:行動の要因が評価や賞罰、強制などの人為的刺激によるもの
・内発的動機づけ:行動の要因が興味や関心、意欲などの内面的なものであること

・アンダーマイニング効果:自ら取り組んでいた内発的動機付けであった行為に他人からの評価や報酬といった外発的なものが加わることで自発的な意欲等を失うこと
・エンハンシング効果:他人からの評価や期待といった外発的なものによって内発的な意欲等が高まること

これにより、生徒Bは丸の数という評価であることから外発的動機付けであり、再び前の状態に戻ってしまったころからアンダーマイニング効果が現れたと考えることができます。

生徒Cは、A教諭の指導によって内発的動機付けがされ、そこに評価が加わったことで、引き続き他の漢字についても調べていることからエンハンシング効果が現れたと考えることができます。

以上より、選択肢と照らし合わせて正答は5です。
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1.誤り
「動機づけ」とは、人が目的や目標に向かって行動を起こして達成までそれを持続させる、心理的過程を表す心理学用語です。
「内発的動機づけ」とは、物事に興味や関心をもつことで意欲が沸き起こり、達成感や満足感、充実感を得たいという、人の内面的な要因によって動機づけられることです。生徒Bは、A教諭からの評価、報酬が要因となり、動機づけられたので、「内発的動機づけ」は誤りです。
「アンダーマイニング効果」とは、内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなど外発的動機づけを行うことによって、動機づけが低減する現象のことです。生徒Cは、後に授業で取り扱わない常用漢字以外の漢字についても、構成や意味についてまとめるようになったことから、アンダーマイニング効果は起こっていないといえます。

2.誤り
「外発的動機づけ」とは、強制や懲罰、評価、報酬などが要因となって動機づけられることです。職場環境や上司など外部から受ける要因がきっかけで行動を起こすのが特徴です。生徒Cは、普段から漢字の構成に興味があり、達成感や満足感、充実感を得たいという、人の内面的な要因によって動機づけられたことから、外発的動機づけは誤りです。
エンハンシング効果とは、他人から褒められたり期待されたりすることで、自発的なやる気が向上するという効果です。生徒Bは後に、再び急いで字を書くようになり、新出の漢字の練習を含め、全てにおいて崩れた字体で書くようになったことから、エンハンシング効果は起こっていないといえます。

3.誤り
生徒Bは、A教諭からの評価、報酬が要因となり、動機づけられたので、「外発的動機づけ」です。
生徒Cは、普段から漢字の構成に興味があり、達成感や満足感、充実感を得たいという、人の内面的な要因によって動機づけられたことから、「内発的動機づけ」です。

4.誤り
生徒Bは後に、再び急いで字を書くようになり、新出の漢字の練習を含め、全てにおいて崩れた字体で書くようになったことから、「アンダーマイニング効果」が現れたと言えます。
生徒Cは、後に授業で取り扱わない常用漢字以外の漢字についても、構成や意味についてまとめるようになったことから、「エンハンシング効果」が現れたと言えます。

5.正しい
1.~4.の解説を参照してください。
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