問題
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次の文章は、教師の指導による生徒の学習に対する行動の変化に関するものである。A教諭の指導をきっかけとした動機づけと生徒B及び生徒Cのそれぞれの学習効果に関する記述として最も適切なものは、次のページの1~5のうちではどれか。
A教諭は、国語科の授業で漢字の成り立ちなどについて取り上げ、漢字の組み立てと部首の単元を指導し、様々な漢字について辞書で調べる授業を行った。
生徒Bは、授業で扱う新出の漢字は授業の前に丁寧に書いて練習する習慣が定着しているが、それ以外の場面では急いで字を書くことが多くあり、書き慣れている字は、普段は他の人が読み取りにくい崩れた字体で書く。そこで、A教諭は、生徒Bに、「とめ」、「はね」、「はらい」に注意して、漢字の組み立てを意識しながら書くよう伝えた。そして、丁寧に書けた漢字に丸を付け、「今日は7個中3個がよかった。次回はもっと丸の数を増やしましょう。」と言葉を掛けながら個別の指導を継続した。その間、生徒Bは、丸の数を増やしたいと思い、書き慣れている漢字を丁寧に書くようになった。
生徒Cは、普段から漢字の構成に興味があるとともに、丁寧に書くことも定着している。A教諭は、生徒Cのクラスで、漢字を組み立てている部分は、位置によって「へん」や「つくり」、「かんむり」などに分類され、これらの部分はその漢字のおおまかな意味を表していることを個別に指導した。A教諭の指導を受けて、生徒Cは、「へん」と「つくり」などの組合せによる漢字について、辞書で調べ、まとめた。A教諭はその成果を高く評価し、そのことを生徒Cに伝えた。
授業でこの単元の指導を終えると同時に、生徒B、生徒Cに対する個別の漢字の指導も終えた。その後、生徒Bは再び急いで字を書くようになり、新出の漢字の練習を含め、全てにおいて崩れた字体で書くようになった。生徒Cは、授業で取り扱わない常用漢字以外の漢字についても興味をもち、構成や意味について調べてまとめるようになった。
A教諭は、国語科の授業で漢字の成り立ちなどについて取り上げ、漢字の組み立てと部首の単元を指導し、様々な漢字について辞書で調べる授業を行った。
生徒Bは、授業で扱う新出の漢字は授業の前に丁寧に書いて練習する習慣が定着しているが、それ以外の場面では急いで字を書くことが多くあり、書き慣れている字は、普段は他の人が読み取りにくい崩れた字体で書く。そこで、A教諭は、生徒Bに、「とめ」、「はね」、「はらい」に注意して、漢字の組み立てを意識しながら書くよう伝えた。そして、丁寧に書けた漢字に丸を付け、「今日は7個中3個がよかった。次回はもっと丸の数を増やしましょう。」と言葉を掛けながら個別の指導を継続した。その間、生徒Bは、丸の数を増やしたいと思い、書き慣れている漢字を丁寧に書くようになった。
生徒Cは、普段から漢字の構成に興味があるとともに、丁寧に書くことも定着している。A教諭は、生徒Cのクラスで、漢字を組み立てている部分は、位置によって「へん」や「つくり」、「かんむり」などに分類され、これらの部分はその漢字のおおまかな意味を表していることを個別に指導した。A教諭の指導を受けて、生徒Cは、「へん」と「つくり」などの組合せによる漢字について、辞書で調べ、まとめた。A教諭はその成果を高く評価し、そのことを生徒Cに伝えた。
授業でこの単元の指導を終えると同時に、生徒B、生徒Cに対する個別の漢字の指導も終えた。その後、生徒Bは再び急いで字を書くようになり、新出の漢字の練習を含め、全てにおいて崩れた字体で書くようになった。生徒Cは、授業で取り扱わない常用漢字以外の漢字についても興味をもち、構成や意味について調べてまとめるようになった。
1 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。生徒Cについても、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。
2 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。生徒Cについても、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。
3 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。生徒Cについては、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。
4 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。生徒Cについては、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。
5 .
生徒Bには、A教諭の指導をきっかけとした外発的動機づけにより学習効果が上がり、後にアンダーマイニング効果が現れた。生徒Cについては、A教諭の指導をきっかけとした内発的動機づけにより学習効果が上がり、後にエンハンシング効果が現れた。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成29年度(H30年度採用) 共通問題 問18 )