公立学校教員の過去問
平成28年度(H29年度採用)
共通問題 問11

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 共通問題 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の表は、学習指導要領の改訂を年代順に並べたものである。表中のア・イと、それらの改訂に関する記述を下のA~Dのうちから選んだ組合せとして適切なものは、下のうちのどれか。
問題文の画像
  • ア - A  イ - D
  • ア - B  イ - C
  • ア - B  イ - D
  • ア - D  イ - A
  • ア - D  イ - C

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A:平成20年、21年学習指導要領
この学習指導要領では「基礎的・基本的な知識理解」だけでなく「思考力・判断力・表現力」の育成が重視されました。
また、小学校第5、6学年の各教科外の活動として「外国語活動」が新設されました。

B:昭和52年、53年学習指導要領(ア)
昭和40年代に知識詰め込みということが社会問題となり、各教科の内容を「精選」し、「知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな児童生徒の育成」が目標として掲げられました。
それによって「ゆとりあるしかも充実した学校生活を実現」するというゆとり教育が初めていわれました。

C:平成10年、11年学習指導要領(イ)
「自ら学び、自ら考える力」に代表される”生きる力”の育成ということが初めて提唱されました。
それに従って、「総合的な学習の時間」が新設され、高等学校には「情報科」が新設されました。

D:平成元年学習指導要領
この学習指導要領では、予想される高度情報化、国際化、価値観の多様化、高齢化などの社会問題に対応するために「自ら学ぶ意欲と自己教育力の育成」、基礎・基本の重視、個性の伸長ということがいわれました。個性の伸長ということに際して「個に応じた指導の推進」がいわれました。
また、小学校第1、2学年の教科として「生活科」が新設されました。

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02

正答は2(アーB、イーC) です。

A:小・中学校第7次改訂 平成20年・高等学校第8次改訂 平成21年の説明です。Aの説明はア・イどちらにも当てはまらないため、誤りです。

B:小・中学校第4次改訂 昭和52年・高等学校第5次改訂 昭和53年の説明です。
アはBの説明を指しています。

C:小・中学校第6次改訂 平成10年・高等学校第7次改訂 平成11年の説明です。
イはCの説明を指しています。

D:小・中学校第5次改訂 平成元年・高等学校第6次改訂 平成元年の説明です。Dの説明はア・イどちらにも当てはまらないため、誤りです。

アはBの説明を指し、イはCの説明を指しているため、正答は2です。

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03

正答は2(ア - B  イ - C)です。

各学習指導要領の改訂のポイントは以下のとおりです。

A:平成20年、21年学習指導要領
〇「生きる力」の育成
〇基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成
〇授業時数の増加、指導内容の充実
〇小学校外国語活動の導入

B:昭和52年、53年学習指導要領(ア)
〇学習負担(以前の詰め込み教育)を適正化し、ゆとりある充実した学校生活の実現。

C:平成10年、11年学習指導要領(イ)
〇基礎・基本を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの[生きる力]の育成
〇教育内容の厳選
〇小学校で「総合的な学習の時間」の新設
〇高等学校で「情報科」の新設

D:平成元年学習指導要領
〇社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成
〇小学校1、2年生で「理科・社会」を統合した「生活科」の新設
〇道徳教育の充実

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