公立学校教員の過去問
平成29年度(H30年度採用)
中学校に関する問題 問26
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成29年度(H30年度採用) 中学校に関する問題 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
特別活動に関する記述として、中学校学習指導要領に照らして最も適切なものは、次の1~5のうちではどれか。
- 中学生の時期は、男女の身体的な特徴が顕著になるとともに、異性への関心の高まりや性衝動が生じるなど異性に対する心理面の変化も顕著となるため、「学級活動」の「内容」の「学級や学校の生活づくり」の「男女相互の理解と協力」において、保健体育、道徳などの学習とも関連させ、男女相互の理解を一層深めるとともに、人間として互いに協力し尊重し合う態度を養うことが大切である。
- 中学生は身体的・精神的に変化の激しい時期であることを考え、生涯を通じて積極的に健康の保持増進を目指すような態度の育成に努めることが大切であるため、「学級活動」の「内容」の「学級や学校の生活づくり」の「心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成」において、生活習慣の乱れやストレス及び不安感が高まっている現状を踏まえ、心の健康を含め自らの健康を維持し、改善することができるように指導・助言することが重要である。
- ボランティア活動は、個人の自由意思を基本とし、自分の技能や時間等を進んで提供し、他人や社会に貢献する活動とされ、生徒が自らも社会の一員であることを自覚し、互いが支え合う社会の仕組みを実感する上で重要な意味をもつため、「学級活動」の「内容」の「学業と進路」の「ボランティア活動の意義の理解と参加」において、自他が共に価値ある大切な存在であることを実感し豊かな心情を培うことができる活動を行う。
- 生徒会は、全生徒を会員とする組織であり、学校内の様々な生徒の活動についての連絡調整に関する機能を発揮する必要がある。生徒会活動の連絡調整機能が十分に発揮されることを通して、学級活動をはじめとする様々な生徒の活動がより一層活性化されていくことが期待されるため、「生徒の諸活動についての連絡調整」を「生徒会活動」の「内容」の一つに挙げている。
- 生徒の学校生活に一つの転機を与え、生徒が相互に励まし合って喜びを共にし、学校、社会、国家などへの所属感を深めるとともに、集団の場における規律、気品のある態度を育て、公共の精神を養うために、「学校行事」の「内容」の「文化的行事」において、「学校生活に有意義な変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機付けとなるような活動を行うこと」とされている。
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この過去問の解説 (3件)
01
最新のH29告示 中学校学習指導要領 第5章特別活動 と照らし合わせると、
1:誤り
第2 各活動・学校行事の目標及び内容 の2と照らし合わせると、
「(1) 学級や学校における生活づくりへの参画 」ではなく「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の「イ 男女相互の理解と協力」についての内容であるため誤りです。
2:誤り
第2の2と照らし合わせると、
「(1) 学級や学校における生活づくりへの参画 」ではなく「(2) 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の「エ 心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成」についての内容であるため誤りです。
3:誤り
「ボランティア活動などの社会参画」は、生徒会活動に示されているため誤りです。
4:正しい
新たな学習指導要領では文言が変わり、生徒会活動の内容として「(1) 生徒会の組織づくりと生徒会活動の計画や運営 生徒が主体的に組織をつくり,役割を分担し,計画を立て,学校生活の課題を見いだし解決 するために話し合い,合意形成を図り実践すること。」となっています。
5:誤り
「(1) 儀式的行事」 :「学校生活に有意義な変化や折り目を付け,厳粛で清新な気分を味わい,新しい生活の展開へ の動機付けとなるようにすること」であり、
「 (2) 文化的行事」 :「平素の学習活動の成果を発表し,自己の向上の意欲を一層高めたり,文化や芸術に親しんだ りするようにすること」であるため、内容と用語が一致せず、誤りです。
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02
1:中学校学習指導要領(平成29年告示)特別活動編によると、問題文の内容は「学級や学校における生活づくりへの参画 」ではなく「 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の「男女相互の理解と協力」に記載されています。
そのため、1は誤りです。
2:中学校学習指導要領(平成29年告示)特別活動編によると、問題文の内容は「学級や学校における生活づくりへの参画 」ではなく「 日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」の「心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成」に記載されています。
そのため、2は誤りです。
3:中学校学習指導要領(平成29年告示)特別活動編によると、問題文の内容は「学業と進路」ではなく「生徒会活動の内容」の「ボランティア活動などの社会参画」に記載されています。
そのため、3は誤りです。
4:中学校学習指導要領(平成29年告示)特別活動編にそのように説明されているため、4は正解です。
5:中学校学習指導要領(平成29年告示)特別活動編によると、問題文の内容は「文化的行事」ではなく「学校行事」の「儀式的行事」に記載されています。
そのため、5は誤りです。
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03
この記述は「学級活動」の「内容」の「適応と成長及び健康安全」の「男女相互の理解と協力」の解説に書かれています。
2.誤り
「心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成」は「学級活動」の「内容」の「適応と成長及び健康安全」で示されています。
3.誤り
ボランティア活動については、「学級活動」の「内容」の「適応と成長及び健康安全」の「ボランティア活動の意義の理解と参加」に示されています。
4.正しい
生徒会活動の内容として、「学校の全生徒をもって組織する生徒会において、学校生活の充実と向上を図る活動を行うこと」が示されています。
5.誤り
「学校生活に有意義な変化や折り目を付け、厳粛で清新な気分を味わい、新しい生活の展開への動機付けとなるような活動を行うこと」が示されているのは、「学校行事」の「内容」の「儀式的行事」です。
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