公立学校教員の過去問
平成29年度(H30年度採用)
中学校に関する問題 問27

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成29年度(H30年度採用) 中学校に関する問題 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

「特別の教科 道徳」に関する記述として、中学校学習指導要領(平成27年3月一部改正)に照らして最も適切なものは、次の1~5のうちではどれか。
  • 生徒が多様な感じ方や考え方に接する中で、考えを深め、判断し、表現する力などを育むことができるよう、自分の考えを基に討論したり書いたりするなどの言語活動を充実する。
  • 各学校においては、道徳教育の年間指導計画に基づき、各教科、総合的な学習の時間及び特別活動との関連を考慮しながら、道徳科の全体計画を作成するものとする。
  • 内容に掲げられた項目は、全ての項目を3学年間にわたる指導の中で少なくとも一度は取り上げることとする。
  • 生徒の発達の段階や特性等を考慮し、問題解決的な学習を適切に取り入れる一方で、道徳的行為に関する体験的な学習は、道徳科ではなく、特別活動の授業で取り扱うこととする。
  • 生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を客観的に把握し、指導に生かすよう努める必要があることから、数値により評価を行うものとする。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は1です。

1:中学校学習指導要領(平成27年3月一部改正)特別の教科 道徳編にそのように説明されているため、1は正解です。

2:中学校学習指導要領(平成27年3月一部改正)特別の教科 道徳編には、「各学校においては、道徳教育の全体計画に基づき、各教科、総合的な学習の時間及び特別活動との関連を考慮しながら、道徳化の年間指導計画を作成するものとする」と説明されています。
全体計画と年間指導計画の位置が逆となっているため、2は誤りです。

3:中学校学習指導要領(平成27年3月一部改正)特別の教科 道徳編には、「各学年においてすべて取り上げることとする」と説明されています。
少なくとも一度ではなく各学年においてすべて取り上げることとなっているため、3は誤りです。

4:中学校学習指導要領(平成27年3月一部改正)特別の教科 道徳編には、「生徒の発達の段階や特性等を考慮し、指導のねらいに即して、問題解決的な学習、道徳行為等に関する体験的な学習等を適切に取り入れるなど、指導方法を工夫すること。その際、それらの活動を通じて学んだ内容の意義などについて考えることができるようにすること。また、特別活動等における多様な実践活動や体験活動も道徳科の授業に生かすようにすること」と説明されています。
道徳的行為に関する体験的な学習は特別活動の授業でしか扱ってはいけないということではないため、4は誤りです。

5:中学校学習指導要領(平成27年3月一部改正)特別の教科 道徳編には、「生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を継続的に把握し、指導に生かすよう努める必要がある。ただし、数値などによる評価は行わないものとする」と説明されています。
数値による評価は行わないとされているため、5は誤りです。

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02

正答は 1 です

1:正しい
第3の2(4)には「生徒が多様な感じ方や考え方に接する中で,考えを深め,判断し,表現する力などを育むことができるよう,自分の考えを基に討論したり書いたりするなどの言語活動を充実すること。その際,様々な価値観について多面的・多角的な視点から振り返って考える機会を設けるとともに,生徒が多様な見方や考え方に接しながら,更に新しい見方や考え方を生み出していくことができるよう留意すること。」とあり、一致するため適切です。

2・3:誤り
第3の1には「各学校においては,道徳教育の全体計画に基づき,各教科,総合的な学習の時間及び特別活動との関連を考慮しながら,道徳科の年間指導計画を作成するものとする。なお,作成に当たっては,第2に示す内容項目について,各学年において全て取り上げることとする。」とあり、内容と一致しないため不適切です。

4:誤り
第3の2の(5)「生徒の発達の段階や特性等を考慮し,指導のねらいに即して,問題解決的な学習,道徳的行為に関する体験的な学習等を適切に取り入れるなど,指導方法を工夫すること。その際,それらの活動を通じて学んだ内容の意義などについて考えることができるようにすること。また,特別活動等における多様な実践活動や体験活動も道徳科の授業に生かすようにすること」と示されています。

5:誤り
第3の4に「生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を継続的に把握し,指導に生かすよう努める必要がある。ただし,数値などによる評価は行わないものとする。」と示されています。

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03

1.正しい
「その際,様々な価値観について多面的・多角的な視点から振り返って考える機会を設けるとともに,生徒が多様な見方や考え方に接しながら,更に新しい見方や考え方を生み出していくことができるよう留意すること」とあります。

2.誤り
正しくは「各学校においては,道徳教育の全体計画に基づき,各教科,総合的な学習の時間及び特別活動との関連を考慮しながら,道徳科の年間指導計画を作成するものとする」です。年間指導計画と全体計画が逆になっているので誤りです。

3.誤り
内容に掲げられた項目は、「各学年において全て取り上げることとする」とされています。

4.誤り
「生徒の発達の段階や特性等を考慮し,指導のねらいに即して,問題解決的な学習,道徳的行為に関する体験的な学習等を適切に取り入れるなど,指導方法を工夫すること」が学習指導要領には示されています。「特別活動等における多様な実践活動や体験活動も道徳科の授業に生かすようにすること」と表記があるため、特別活動の授業でないと取り扱えないということはありません。

5.誤り
正しくは「生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を継続的に把握し,指導に生かすよう努める必要がある。ただし,数値などによる評価は行わないものとする」です。

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