問題
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「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」(中央教育審議会平成28年12月)において示された高等学校における道徳教育の内容に関する記述として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。
1 .
高等学校においては、各学校が作成した道徳教育の全体計画を教職員が共有するだけでなく、ホームページに掲載する等により広く公開することも重要である。さらに、計画等を作成・公開して終わりではなく、学校評価の中で、計画に基づいた達成状況を振り返るとともに、生徒の活動を観点別に評価することが必要であるとしている。
2 .
高等学校の道徳教育の目標等については、高等学校全体で、答えが一つではない課題に誠実に向き合い、それらを自分のこととして捉え、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度の育成が求められていることに対応するものの、公民科に新たに設けられる「公共」や「倫理」などの科目と内容の重複や関連がないよう配慮するとしている。
3 .
高等学校における道徳教育については、小・中学校のように道徳科を特設しておらず、指導する内容項目等は示されていないため、学校全体で行う道徳教育の全体計画を作成、実施するに当たっては、小・中学校の内容項目とは別の独立した内容とし、小・中学校との差別化を図ることが求められるとしている。
4 .
高等学校における道徳教育の実施に当たっては、高等学校の共通性と多様性ということを考慮して、校長のリーダーシップの下で、各学校や生徒の実態に応じた全体計画に基づく道徳教育のカリキュラム・マネジメントを担う者として、小・中学校と同様に道徳教育推進教師を置かなければならないとしている。
5 .
高等学校については、特設の時間がないからこそ、担任を持つ教員だけでなく教員全員が道徳教育の担当であるという意識で推進する必要がある。そのため、校長は全体をマネジメントするだけでなく、例えば校長自身も節目節目での講話等を通じて直接生徒に語り掛け、生徒が道徳について考える機会を作ることにも大きな意義があるとしている。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成29年度(H30年度採用) 高等学校に関する問題 問30 )