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公立学校教員の過去問 平成30年度(H31年度採用) 小学校に関する問題 問24

問題

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小学校学習指導要領(平成29年3月告示)総合的な学習の時間に関する記述として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。
   1 .
目標において、育成を目指す資質・能力の一つとして、学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に主体的、創造的、協同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにすると示されている。
   2 .
目標を実現するにふさわしい探究課題について、現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題を必ず設定することと示されており、その上で、学校の実態に応じて、学校の特色に応じた課題、児童の興味・関心に基づく課題を設定することができる。
   3 .
探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力のうち、学びに向かう力、人間性等については、自分自身に関すること及び他者や社会との関わりに関することの両方の視点を踏まえることとされている。
   4 .
内容の取扱いの配慮事項について、自然体験やボランティア活動などの社会体験、ものづくり、生産活動などの体験活動に加えて、今回の改訂では新たに、観察・実験、見学や調査、発表や討論などの学習活動を積極的に取り入れることとされている。
   5 .
児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動を行う場合には、プログラミング的思考を育成することを通して、コーディングを覚え習得することとされている。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成30年度(H31年度採用) 小学校に関する問題 問24 )
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この過去問の解説 (3件)

1

正解はです。

1.誤りです。

 選択肢の記述は、平成20・21年改訂の小学校学習指導要領にある目標の記述であるため、誤りです。

 今回の目標の改訂の要点は、「総合的な学習の時間の目標は,『探究的な見方・考え方』を働かせ,総合的・横断的な学習を行うことを通して,よりよく課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目指すものであることを明確化した。」ということです。

2.誤りです。

 「第2 各学校において定める目標及び内容」3(5)によると、「目標を実現するにふさわしい探究課題については,学校の実態に応じて,例えば,国際理解,情報,環境,福祉・健康などの現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題,地域の人々の暮らし,伝統と文化など地域や学校の特色に応じた課題,児童の興味・関心に基づく課題などを踏まえて設定すること。」とあります。

 現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題は一例として挙げられているにすぎず、【必ず設定する】という部分が誤りです。

3.正しいです。

 「第2 各学校において定める目標及び内容」3(6)ウの記述に合致しているため、選択肢の記述は正しいです。

4.誤りです。

 【観察・実験、見学や調査、発表や討論などの学習活動を積極的に取り入れる】は前回(平成20・21年)の改訂で加えられたものですので、誤りです。

5.誤りです。

 「第3 指導計画の作成と内容の取扱い」2(9)によると、「プログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付けるための学習活動を行う場合には,プログラミングを体験することが,探究的な学習の過程に適切に位置付くようにすること。」とあります。

 この点の解説では、「子供たちが将来どのような職業に就くとしても,時代を超えて普遍的に求められる力としての『プログラミング的思考』の育成を目指すものであり,プログラミングのための言語を用いて記述する方法(コーディング)を覚え習得することが目的ではない」と書かれていることから、選択肢の記述の【コーディングを覚え習得する】ことは学習の目的ではないため、誤りといえます。

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1
正答は3です。

以下、「小学校学習指導要領(平成29年3月告示)総合的な学習の時間」を引用しながら解説します。

1:問題文は、現行の小学校学習指導要領「総合的な学習の時間」(平成20年3月・平成21年3月)の目標であり、新学習指導要領(平成29年3月告示)ではないため、1は誤りです。

〈新学習指導要領「総合的な学習の時間」の目標〉
「探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
⑴ 探究的な学習の過程において、課題の解決に必要な知識及び技能を身に付け、課題に関わる概念を形成し、探究的な学習のよさを理解するようにする。
⑵ 実社会や実生活の中から問いを見いだし、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現することができるようにする。
⑶ 探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに、互いのよさを生かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を養う」

2:「目標を実現するにふさわしい探究課題については、学校の実態に応じて、例えば、国際理解、情報、環境、福祉・健康などの現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題、地域の人々の暮らし、伝統と文化など地域や学校の特色に応じた課題、児童の興味・関心に基づく課題などを踏まえて設定すること」と記載されています。
後半部分は正しいですが、前半部分の現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題は、「必ず」設定するという言及は無いため、2は誤りです。

3:内容に合致するため、3は正答です。

4:問題文の文言は、現行の学習指導要領に既に記載されているため、4は誤りです。

5:「コーディング」とは,プログラミングで用いる言語を覚えてコンピュータが処理できるプログラムを作成することです。

学習指導要領には「プログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付けるための学習活動を行う場合には、プログラミングを体験することが、探究的な学習の過程に適切に位置付くようにすること」と記載されていますが、「コーディング」については触れていないため、5は誤りです。

0
正答は3です。

1:問題文に記述されている文言は、現行の小学校学習指導要領「総合的な学習の時間」の目標の中で述べられているものであり、新学習指導要領(平成29年3月告示)ではそのように述べられていないため、1は誤りです。
新学習指導要領「総合的な学習の時間」の目標は以下の通りです。
「探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。⑴ 探究的な学習の過程において、課題の解決に必要な知識及び技能を身に付け、課題に関わる概念を形成し、探究的な学習のよさを理解するようにする。⑵ 実社会や実生活の中から問いを見いだし、自分で課題を立て、情報を集め、整理・分析して、まとめ・表現することができるようにする。⑶ 探究的な学習に主体的・協働的に取り組むとともに、互いのよさを生かしながら、積極的に社会に参画しようとする態度を養う」

2:総合的な学習の時間について説明された部分には、「目標を実現するにふさわしい探究課題については、学校の実態に応じて、例えば、国際理解、情報、環境、福祉・健康などの現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題、地域の人々の暮らし、伝統と文化など地域や学校の特色に応じた課題、児童の興味・関心に基づく課題などを踏まえて設定すること」と示されています。
現代的な諸課題に対応する横断的・総合的な課題は、必ず設定するものではなく、様々な状況を踏まえて設定するものであるため、2は誤りです。

3:総合的な学習の時間について説明された部分に、そのように示されているため、3は正解です。

4:総合的な学習の時間について説明された部分には、「自然体験やボランティア活動などの社会体験、ものづくり、生産活動などの体験活動、観察・実験、見学や調査、発表や討論などの学習活動を積極的に取り入れること」と示されています。
しかしながら、この文言は現行の学習指導要領にもあり、今回の改訂で新たに加わったものではないため、4は誤りです。

5:総合的な学習の時間について説明された部分には、「プログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付けるための学習活動を行う場合には、プログラミングを体験することが、探究的な学習の過程に適切に位置付くようにすること」と示されています。
「コーディング」については一切述べられていないため、5は誤りです。

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