過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

公立学校教員の過去問 平成30年度(H31年度採用) 中学校に関する問題 問28

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
中学校の授業時数に関する記述として中学校学習指導要領(平成29年3月告示)に照らして適切なものは、下の1~5のうちのどれか。ただし、各教科等の授業は、年間35週にわたって行うこととする。なお、必要があれば、学校教育法施行規則に示された、次の中学校の各学年における授業時数の表を用いよ。
問題文の画像
   1 .
A中学校では、第1学年においてⅠ週、Ⅱ週の2種類の時間割を作成し、Ⅰ週には音楽の授業を2時間、美術の授業を0時間、Ⅱ週には音楽の授業を0時間、美術の授業を2時間設定し、1年間を通してⅠ週、Ⅱ週の時間割の授業を交互に行った。
   2 .
B中学校では、第1学年において、1年間を通して週に1単位時間総合的な学習の時間の授業を行い、50単位時間の授業時数に足りない15単位時間分を、補充学習や特別活動の健康安全・体育的行事である運動会の準備の時間で確保した。
   3 .
C中学校では、数学を担当する教師が単元や題材など内容や時間のまとまりを見通し、指導内容の決定や指導の成果の把握と活用等を責任をもって行う体制が整備されていたため、10分の短い時間を活用して行った数学の指導を数学の年間授業時数に含めた。
   4 .
D中学校では、生徒の学力向上を図ることを目的とし、特色ある学習活動として11月の1か月間を授業集中月間とし、学級活動の時間を4時間分各教科の授業に振り替え、通常の学級活動については年間31時間実施した。
   5 .
E中学校では、第1学年において年度末に行事等の関係で授業の振り替えを行ったところ、技術・家庭の授業時数が足りなくなってしまったため、授業中に作品が完成しなかった生徒を対象とした夏季休業中に行った補習の時間を授業時数に充て、合計70時間実施とした。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成30年度(H31年度採用) 中学校に関する問題 問28 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (3件)

2
正答は3です。

1:問題文のとおりに授業を実施すると、
Ⅰ週:音楽2時間・美術0時間
Ⅱ週:音楽0時間・美術2時間を交互に35週
となり、1年間で音楽は計36時間・美術は計34時間の実施となり、45時間の授業時数に達しません。
そのため、1は誤りです。

2:補充学習や運動会の準備の時間を総合的な学習の時間として割り当てることは認められないため、2は誤りです。

3:中学校学習指導要領(数学)によると、
「各教科等の特質に応じ、10分から15分程度の短い時間を活用して特定の教科等の指導を行う場合において、当該教科等を担当する教師が、単元や題材など内容や時間のまとまりを見通した中で、その指導内容の決定や指導の成果の把握と活用等を責任をもって行う体制が整備されているときは、その時間を当該教科等の年間授業時数に含めることができる」と記載されているため、3は正答です。

4:学級活動の時間を他教科の授業に振り替えることはできないため、4は誤りです。

5:夏季休業中の補習の時間を授業時数に充てることはできないため、5は誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
正答は3です。

1:問題文のように授業を行っていった場合(Ⅰ週:音楽2時間・美術0時間、Ⅱ週:音楽0時間・美術2時間を交互に35週続ける)、年間で音楽は計36時間、美術は計34時間しか授業ができず、規定の45時間には達しません。
そのため、1は誤りです。

2:学習指導要領には、補充学習や運動会の準備の時間を総合的な学習の時間として認めるという記述はないため、2は誤りです。

3:中学校学習指導要領(数学)には、「各教科等の特質に応じ、10分から15分程度の短い時間を活用して特定の教科等の指導を行う場合において、当該教科等を担当する教師が、単元や題材など内容や時間のまとまりを見通した中で、その指導内容の決定や指導の成果の把握と活用等を責任をもって行う体制が整備されているときは、その時間を当該教科等の年間授業時数に含めることができる」と示されているため、3は正解です。

4:学習指導要領には、学級活動の時間を他教科の授業に振り替えることを認めるという記述はみられないため、4は誤りです。

5:学習指導要領には、夏季休業中の補習の時間を授業時数に充てることを認めるという記述はみられないため、5は誤りです。

0
1. 音楽はI週に2時間、Ⅱ週に0時間交互に35週実施すると、年間での授業時間数は以下のようになります。
2×18+0×17=36(時間)

次に、美術はI週に0時間、Ⅱ週に2時間交互に35週実施すると、年間での授業時間数は以下のようになります。
0×18+2×17=34(時間)

第1学年では音楽、美術ともに年間45時間授業を行うこととされているため、授業時間数が足りません。よって、1は誤りとなります。

2. 総合的な学習は、「探究的な見方・考え方を働かせ,横断的・総合的な学習を行うことを通して,よりよく課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す」(中学校学習指導要領)科目となります。

文部科学省は、補充学習や運動会の準備を総合的な学習として割り当てることを認めていないとしており、2は誤りとなります。

3. 中学校学習指導要領「第1章第2教育課程の編成」において、(2)の「授業時間数の取り扱い」に、「イ 各教科等の特質に応じ,10 分から 15 分程度の短い時間を活用して特定の教科等の指導を行う場合において,当該教科等を担当する教師が,単元や題材など内容や時間のまとまりを見通した中で,その指導内容の決定や指導の成果の把握と活用等を責任をもって行う体制が整備されているときは,その時間を当該教科等の年間授業時数に含めることができる」と記載されています。よって、3は正しい記述となります。

4. 指導要領には、学級活動の時間を他教科の授業に振り替えることができるという記述はないため、4は誤りとなります。

5. 指導要領には、「各教科等や学習活動の特質に応じ効果的な場合には,夏季,冬季,学年末等の休業日の期間に授業日を設定する場合を含め,これらの授業を特定の期間に行うことができる」という記載があり、休業日に授業日を設定することは可能です。しかしながら、補習については、授業時間に充てることはできないため、5は誤りとなります。

以上より、正答は3となります。

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
この公立学校教員 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。