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公立学校教員の過去問 令和元年度(令和2年度採用) 共通問題 問11

問題

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生徒指導の意義に関する記述として、「生徒指導提要」(文部科学省 平成22年3月)に照らして適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。
   1 .
生徒指導とは、一人一人の児童生徒の個性を尊重し、資質・能力の伸長を図りながら、社会的資質を高め、規律ある集団を形成することを目指して行われる教育活動のことで、集団の規律を重んじて行わなければならないとされている。
   2 .
生徒指導は、学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たすものであり、保健指導や安全指導と並んで学校の教育課程内において重要な意義を持つものと言えるとされている。
   3 .
自己実現の基礎にあるのは、日常の学校生活の場面における様々な知識及び技能の習得であり、それらを習得する場や機会を与え、その過程において、教職員が適切に指導や援助を行うことによって、児童生徒を育てていくことにつながるとされている。
   4 .
自己指導能力をはぐくんでいくためには、授業や休み時間、放課後、部活動や地域における体験活動の場においても、生徒指導を行うことが必要であるが、その際の生徒指導は、問題行動など目前の問題に対応するだけにとどめることが必要であるとされている。
   5 .
共通性を基盤に据えつつ個性のさらなる伸長を図っていくためには、学校が組織として計画的に生徒指導を行っていくことが必要で、教育課程全体の中で生徒指導がどのように位置付けられ、実際に行っていけばよいのかについて考えておくことが重要であるとされている。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和元年度(R2年度採用) 共通問題 問11 )
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この過去問の解説 (3件)

8
1. 「生徒指導提要」より、「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し行われる教育活動のこと」とあるため、選択肢の「個性」は、正しくは「人格」となります。

2. 選択肢の前半部分は正しい記述となります。一方で、後半部分の「保健指導や安全指導」は誤りで、「学習指導」が正しい記述となります。

3. 「生徒指導提要」より、自己実現の基礎にあるのは「知識及び技能の習得」ではなく、「自己選択や自己決定」となります。よって、選択肢3は誤りとなります。

4. 「生徒指導提要」より、自己指導能力をはぐくんでいくのは学習指導の場を含む、学校生活のあらゆる場や機会であり、「目前の問題に対応するだけにとどめることのないように」とされています。よって、選択肢4は誤りとなります。

5. 正しい記述となります。

よって、正答は5となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
2
正答は5です。

以下、「生徒指導提要」を引用しながら解説します。

1:第1章に「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のこと」と記載されています。
児童生徒の「個性」ではなく「人格」を尊重すると書かれているため、1は誤りです。

2:第1章に「生徒指導は学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つもの」と記載されています。

一般的に学校現場では、「学習指導」と「生活指導」が教育の2大柱と認識されています。
保健指導や安全指導ではなく「学習指導」と並ぶものですので、2は誤りです。

3:第1章に「自己実現の基礎にあるのは、日常の学校生活の場面における様々な自己選択や自己決定です。そうした自己選択や自己決定の場や機会を与え、その過程において、教職員が適切に指導や援助を行うことによって、児童生徒を育てていくことにつながります」と記載されています。

自己実現において「知識及び技術の習得」も大切な要素ではありますが、その基礎となるのは「自己選択や自己決定」ですので、3は誤りです。

4:第1章には、「自己指導能力をはぐくんでいくのは、学習指導の場を含む、学校生活のあらゆる場や機会です。授業や休み時間、放課後、部活動や地域における体験活動の場においても、生徒指導を行うことが必要です。その際、問題行動など目前の問題に対応するだけにとどめることがないようにする必要があります」と記載されています。

目前の問題に対応するだけではなく、問題の背景にある部分など幅広く対応する必要があるため、4は誤りです。

5:生徒指導提要第1章の内容に合致するため、5は正答です。
生徒指導は担任の教師一人で行うものではなく、学校全体で指導方法を共有し合うような、組織的対応が必須です。

1
正答は5です。

1:生徒指導提要第1章には、「生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動のこと」と示されています。
児童生徒の個性ではなく「人格」を尊重して行われるものであるため、1は誤りです。

2:生徒指導提要第1章には、「生徒指導は学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つもの」といえると示されています。
保健指導や安全指導ではなく「学習指導」と並んで学校教育において重要な意義を持つものとされているため、2は誤りです。

3:生徒指導提要第1章には、「自己実現の基礎にあるのは、日常の学校生活の場面における様々な自己選択や自己決定です。そうした自己選択や自己決定の場や機会を与え、その過程において、教職員が適切に指導や援助を行うことによって、児童生徒を育てていくことにつながります」と示されています。
自己実現の基礎にあるのは、知識及び技術の習得ではなく「自己選択や自己決定」であるため、3は誤りです。

4:生徒指導提要第1章には、「自己指導能力をはぐくんでいくのは、学習指導の場を含む、学校生活のあらゆる場や機会です。授業や休み時間、放課後、部活動や地域における体験活動の場においても、生徒指導を行うことが必要です。その際、問題行動など目前の問題に対応するだけにとどめることがないようにする必要があります」と示されています。
目前の問題に対応するだけにとどめることがないように、と示されているため、4は誤りです。

5:生徒指導提要第1章にそのように示されているため、5は正解です。

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