公立学校教員の過去問
令和元年度(令和2年度採用)
中学校に関する問題 問26
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和元年度(R2年度採用) 中学校に関する問題 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
中学校学習指導要領特別活動の「指導計画の作成と内容の取扱い」に関する次の記述ア〜エのうち、正しいものを選んだ組合せとして適切なものは、下の1〜5のうちのどれか。
ア 「学級活動及び生徒会活動の指導については、指導内容の特質に応じて、教師の適切な指導の下に、生徒の自発的、自治的な活動が効果的に展開されるようにすること。その際、よりよい生活を築くために自分たちできまりをつくって守る活動などを充実するよう工夫すること。」と示されている。
イ 「生徒及び学校の実態並びに保健体育科、技術・家庭科及び総合的な学習の時間の配慮事項などを踏まえ、各学年において取り上げる指導内容の重点化を図るとともに、必要に応じて、内容間の関連や統合を図ったり、他の内容を加えたりすることができること。」と示されている。
ウ 「学級活動における生徒の自発的、自治的な活動を中心として、各活動と学校行事を相互に関連付けながら、個々の生徒についての理解を深め、教師と生徒、生徒相互の信頼関係を育み、学級経営の充実を図ること。その際、特別活動の一環として行われる部活動の指導との関連を図るようにすること。」と示されている。
エ 「異年齢集団による交流を重視するとともに、幼児、高齢者、障害のある人々などとの交流や対話、障害のある幼児児童生徒との交流及び共同学習の機会を通して、協働することや、他者の役に立ったり社会に貢献したりすることの喜びを得られる活動を充実すること。」と示されている。
ア 「学級活動及び生徒会活動の指導については、指導内容の特質に応じて、教師の適切な指導の下に、生徒の自発的、自治的な活動が効果的に展開されるようにすること。その際、よりよい生活を築くために自分たちできまりをつくって守る活動などを充実するよう工夫すること。」と示されている。
イ 「生徒及び学校の実態並びに保健体育科、技術・家庭科及び総合的な学習の時間の配慮事項などを踏まえ、各学年において取り上げる指導内容の重点化を図るとともに、必要に応じて、内容間の関連や統合を図ったり、他の内容を加えたりすることができること。」と示されている。
ウ 「学級活動における生徒の自発的、自治的な活動を中心として、各活動と学校行事を相互に関連付けながら、個々の生徒についての理解を深め、教師と生徒、生徒相互の信頼関係を育み、学級経営の充実を図ること。その際、特別活動の一環として行われる部活動の指導との関連を図るようにすること。」と示されている。
エ 「異年齢集団による交流を重視するとともに、幼児、高齢者、障害のある人々などとの交流や対話、障害のある幼児児童生徒との交流及び共同学習の機会を通して、協働することや、他者の役に立ったり社会に貢献したりすることの喜びを得られる活動を充実すること。」と示されている。
- ア・イ
- ア・ウ
- ア・エ
- イ・ウ
- イ・エ
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この過去問の解説 (3件)
01
ア:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編にそのように示されているため、アは正解です。
イ:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編には、「各学校においては特別活動の全体計画や各活動及び学校行事の年間指導計画を作成すること。その際、学校の創意工夫を生かし、学級や学校、地域の実態、生徒の発達の段階などを考慮するとともに、第2に示す内容相互及び各教科、道徳科、総合的な学習の時間などの指導との関連を図り、生徒による自主的、実践的な活動が助長されるようにすること」と示されています。
問題文のように「保健体育科、技術・家庭科」という具体的な教科の明記はなされていないため、イは誤りです。
ウ:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編には、「学級活動における生徒の自発的、自治的な活動を中心として、各活動と学校行事を相互に関連付けながら、個々の生徒についての理解を深め、教師と生徒、生徒相互の信頼関係を育み、学級経営の充実を図ること。その際、いじめの未然防止等を含めた生徒指導との関連を図るようにすること」と示されています。
「部活動指導」ではなく「生徒指導」との関連を図るよう述べられているため、ウは誤りです。
エ:中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編にそのように示されているため、エは正解です。
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02
ア:【第2節 内容の取扱いについての配慮事項 /1 学級活動,生徒会活動の取扱い】では学習指導要領での根拠を以下のようにあげています。
「(1)〔学級活動〕及び〔生徒会活動〕の指導については,指導内容の特質に応じ て,教師の適切な指導の下に,生徒の自発的,自治的な活動が効果的に展開さ れるようにするとともに,内容相互の関連を図るよう工夫すること。また,よ りよい生活を築くために集団としての意見をまとめるなどの話合い活動や自分 たちできまりをつくって守る活動,人間関係を形成する力を養う活動などを充 実するよう工夫すること。」
これは本文に合致するため、正答です。
イ:【第1節 指導計画の作成に当たっての配慮事項/1 特別活動の全体計画と各活動・学校行事の年間指導計画の作成】の中では、「各教科,道徳,総合的な学習の時間の学習活動との関 連性がある場合には,相互に関連させて展開するよう配慮することが大切である。」と書かれているのみなので、本文とは合致せず誤りです。
ウ:【第2節 内容の取扱いについての配慮事項/2 学級活動の取扱い】の内容と合致しないため、誤りです。
エ:【第2節 内容の取扱いについての配慮事項/3 学校行事の取扱い】の中では、学習指導要領での根拠を以下のようにあげています。
「(3)〔学校行事〕については,学校や地域及び生徒の実態に応じて,各種類ごと に,行事及びその内容を重点化するとともに,行事間の関連や統合を図るなど 精選して実施すること。また,実施に当たっては,幼児,高齢者,障害のある 人々などとの触れ合い,自然体験や社会体験などの体験活動を充実するととも に,体験活動を通して気付いたことなどを振り返り,まとめたり,発表し合っ たりするなどの活動を充実するよう工夫すること。」
これは本文に合致するため、正答です。
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03
以下、「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編」を引用して解説します。
ア:内容に合致するため、アは正しいです。
イ:該当箇所について、以下のように言及しています。
「各学校においては特別活動の全体計画や各活動及び学校行事の年間指導計画を作成すること。その際、学校の創意工夫を生かし、学級や学校、地域の実態、生徒の発達の段階などを考慮するとともに、第2に示す内容相互及び各教科、道徳科、総合的な学習の時間などの指導との関連を図り、生徒による自主的、実践的な活動が助長されるようにすること」
問題文の「保健体育科、技術・家庭科」というような具体的な教科名の記載は無いため、イは誤りです。
ウ:該当箇所について、以下のように言及しています。
「学級活動における生徒の自発的、自治的な活動を中心として、各活動と学校行事を相互に関連付けながら、個々の生徒についての理解を深め、教師と生徒、生徒相互の信頼関係を育み、学級経営の充実を図ること。その際、いじめの未然防止等を含めた生徒指導との関連を図るようにすること」
問題文にある「部活動指導」ではなく、「生徒指導」と関連を図ることが正しいため、ウは誤りです。
エ:内容に合致するため、エは正しいです。
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