問題
ア ESDとは、「人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できるよう、気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大等、人類の開発活動に起因する現代社会における様々な問題を、各人が自らの問題として主体的に捉え、身近なところから取り組むことで、それらの問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、もって持続可能な社会を実現していくことを目指して行う学習・教育活動」である。
イ ESDは、持続可能な社会の担い手づくりを通じて、ミレニアム開発目標の 17 全ての目標の達成に貢献するものであり、全ての学習者が持続可能な開発を促進するために必要なプログラミング的思考を身に付けることを目指すものである。また、ESDは今後の教育を方向付ける概念であり、「国連ESDの 10年」を提唱した我が国としても、一層の推進が求められている。
ウ 幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の前文に、「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられており、各教科等においても、関連する内容が盛り込まれた。
エ 「国連持続可能な開発のための教育の 10年」実施計画では、学び方・教え方について、指導者は、教育や学習の活動の場で学習者の理解の深化を重視することが大切であり、学習の対象者全てに一斉に同じ方法で教えるよう努めることと示されている。