公立学校教員の過去問
令和2年度(令和3年度採用)
共通問題 問17

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和2年度(R3年度採用) 共通問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

心理学の研究に携わった人物に関する記述として適切なものは、次の選択肢のうちのどれか。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は2です。


1:ソーンダイクに関する記述のため、誤りです。

ハーローはアメリカの心理学者で、アカゲザルによる代理母の模型を用いて愛情に関する実験を行いました。


2:.ウェクスラーの内容に合致するため、正しいです。


3:エビングハウスに関する記述のため、誤りです。

ソーンダイクはアメリカの心理学者・教育学者で、
ネコやイヌによる問題箱の研究から学習の試行錯誤説や、刺激と反応に応じた効果の法則・練習の法則・準備(レディネス)の法則を提唱しました。


4:スキナーに関する記述のため、誤りです。

エビングハウスはドイツの心理学者で、自身が被験者となって記憶測定の研究や、無意味綴りによる忘却曲線・情報を学ぶ学習曲線を示しました。


5:ハーローに関する記述のため、誤りです。

スキナーはアメリカの心理学者で、スキナー箱という装置を用いてネズミの行動を分析するオペラント行動の研究や、プログラム学習やティーチングマシンの開発をしました。

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02

1. 問題文はソーンダイクに関する説明のため、誤りとなります。

2. 問題文はウェクスラーに関する正しい説明のため、選択肢2が正答となります。

3. 問題文はエビングハウスに関する説明のため、誤りとなります。

4. 問題文はスキナーに関する説明のため、誤りとなります。

5. 問題文はハーローに関する説明のため、誤りとなります。

以上より、正答は2となります。

参考になった数2

03

正解は2です。

1.誤りです。

 1の記述の前半は「猫の問題箱(ソーンダイクの問題箱)」の説明なので、ハーローではなく、ソーンダイクが正しいです。

2.正しいです。

 WISC(Wechsler Intelligence Scale for Children)、WAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale)のWは考案者のウェクスラーの頭文字であり、日本語でウェクスラー式知能検査とも呼ばれています。

3.誤りです。

 3の記述は「エビングハウスの忘却曲線」の説明なので、ソーンダイクではなく、エビングハウスが正しいです。

4.誤りです。

 4の記述は「スキナー(オペラント条件づけ箱)」の説明なので、エビングハウスではなく、スキナーが正しいです。

5.誤りです。

 5の記述は「ハーローの代理母実験」の説明なので、スキナーではなくハーローが正しいです。

【傾向と対策】

 このような問題の場合、誤ってる4つの選択肢に出てくる4人は入れ替わっているだけです。つまり、選択肢外の別の人物の説明が入ってくることはあまりありません。

 ですから、全てを覚えてなくても、いくつかの人物と解説の組み合わせをしっかり覚えているなら、消去法で正解を導けますので、1人1人をキーワードと関連させて覚えるようにしましょう。

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