問題
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心理学の研究に携わった人物に関する記述として適切なものは、次の選択肢のうちのどれか。
1 .
ハーローは、空腹のネコやイヌを問題箱の中に入れ、箱の外にえさを置いて誘惑しながら、動物が箱を開けて出てくるまでの時間を測定する研究などを行い、学習の試行錯誤説を唱えた。また、学習の原理として、効果の法則、練習の法則、準備の法則を挙げた。
2 .
ウェクスラーは、個人の知能を診断的に捉える、言語性検査と動作性検査とによって構成される知能検査を開発した。この検査は、後に改訂され、児童用の知能検査であるWISCや成人用の知能検査であるWAISなども作成された。
3 .
ソーンダイクは、自分自身を被験者として、記憶の測定に関する研究を行った。無意味綴りを用いた忘却リストの研究において、学習の直後に急激な忘却が起こるが、しばらくして漸近的に減少するという記憶保持の時間的変化を、保持曲線として示した。
4 .
エビングハウスは、自ら装置を考案し、その装置の中でてこ押しを学習するネズミの行動の研究を行うなど、環境条件が生物の行動を決定するという考えに基づくオペラント行動の研究を行った。また、この研究から得た原理を、ティーチングマシンによる教育に用いた。
5 .
スキナーは、アカゲザルを人間の愛情形成を考えるための有効な動物モデルと考え研究を行った。子ザルにとって母親はぬくもりを与えてくれる存在であり、そのような母親が愛着の対象であり、安全基地として機能することを、代理母親模型を用いた実験で明らかにした。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和2年度(R3年度採用) 共通問題 問17 )