問題
このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
心理検査に関する記述として適切なものは、次の選択肢のうちのどれか。
1 .
P - Fスタディは、被検査者に人物を含んだ多義的な絵を見せてその絵に関する物語を想像させ、その内容を分析して、人格特性や内的状態を診断する検査で、精神医学の診断方法としてだけでなく、犯罪学、産業心理学などの分野にまでも用いられている。
2 .
矢田部・ギルフォード性格検査は、左右対称のインクのしみの図版 10 枚を 1 枚ずつ提示し、何に見えるかを問い、その反応を分析して、人格を多面的に診断する検査で、代表的な投影法の心理検査として用いられている。
3 .
ロールシャッハ・テストは、12 の下位尺度ごとに 10 問、合計 120 問の質問項目から構成され、特性論的な解釈だけでなく、類型論的な評価も可能な検査で、比較的容易に実施でき、信頼性も高く、臨床や教育などの分野で用いられている。
4 .
内田・クレペリン精神検査は、被検査者に一定の時間で隣り合う二つの 1 桁の数字を連続加算する作業をさせ、その結果から得られる作業曲線を評価し性格の特徴を判定する検査で、人材の採用や適正配置などに用いられている。
5 .
TATは、二人の人物の不完全な対話で構成される欲求不満場面を絵で示し、被検査者に対話を完成させることによって、人格特性を明らかにする検査で、児童用、青年用、成人用のそれぞれに日本版があり、臨床場面で用いられている。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和2年度(R3年度採用) 共通問題 問18 )