公立学校教員の過去問
令和2年度(令和3年度採用)
共通問題 問19
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和2年度(R3年度採用) 共通問題 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述 ア ・ イ は、集団におけるリーダーシップに関するものである。ア ・ イ と、これらの研究を行った人物 A 〜 C との組合せとして適切なものは、下の選択肢のうちのどれか。
ア 集団の目標達成ないし課題解決へ志向した機能を P( Performance )機能、集団の過程維持に志向した機能を M( Maintenance )機能と命名し、P機能次元、M機能次元それぞれにおける測定値を基に、リーダーシップの基本類型として、PM 型、Pm 型、pM 型、pm 型の 4 類型に分類した。これら 4 類型の効果性は多くの組織や教育機関等において吟味され、PM 型のリーダーのとき、部下集団の生産性や、成員の仕事に対する動機づけが相対的に最も高いことが一貫して見いだされてきた。
イ リーダーの指導スタイルとして「専制的リーダー」「民主的リーダー」「放任的リーダー」の三つを設定して、そのようなリーダーの下での集団の作業の量と質及び集団の雰囲気を観察した。その結果は、民主的なリーダーの下では能率的で集団の雰囲気もよく、専制的なリーダーの下では作業量は多いが意欲に乏しく、放任的なリーダーの下では非能率的で意欲も低いというものだった。
A 三隅二不二
B フィードラー
C レヴィン
ア 集団の目標達成ないし課題解決へ志向した機能を P( Performance )機能、集団の過程維持に志向した機能を M( Maintenance )機能と命名し、P機能次元、M機能次元それぞれにおける測定値を基に、リーダーシップの基本類型として、PM 型、Pm 型、pM 型、pm 型の 4 類型に分類した。これら 4 類型の効果性は多くの組織や教育機関等において吟味され、PM 型のリーダーのとき、部下集団の生産性や、成員の仕事に対する動機づけが相対的に最も高いことが一貫して見いだされてきた。
イ リーダーの指導スタイルとして「専制的リーダー」「民主的リーダー」「放任的リーダー」の三つを設定して、そのようなリーダーの下での集団の作業の量と質及び集団の雰囲気を観察した。その結果は、民主的なリーダーの下では能率的で集団の雰囲気もよく、専制的なリーダーの下では作業量は多いが意欲に乏しく、放任的なリーダーの下では非能率的で意欲も低いというものだった。
A 三隅二不二
B フィードラー
C レヴィン
- ア ― A イ ― B
- ア ― A イ ― C
- ア ― B イ ― A
- ア ― B イ ― C
- ア ― C イ ― A
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この過去問の解説 (3件)
01
イ:C「レヴィン」によるリーダーシップ類型に関する説明となります。
B「フィードラー」が提唱した「フィードラー理論」とは、「リーダーが部下に接するスタイル」と「リーダーに与えられた支配力および影響力の大きさ」の2つに着目したリーダーシップ理論となります。
以上より、「ア―A、イ―C」であるため、正答は2となります。
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02
ア.PM理論についての説明であり、PM理論を提唱したのは三隅二不二です。
イ.レヴィンのリーダーシップ類型と呼ばれる研究を説明したものです。
ですので、正解は2(ア ― A イ ― C)です。
Bのフィードラーは、状況即応理論(LPCモデル)では「リーダーはチームの状況によって行動を変えるべき」という考え方で、「リーダーの信頼度」「課題構造度」「リーダーの勢力」の3つの条件が重要である、としています。
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03
ア:三隅二不二によるPM理論に関する記述です。
イ:レヴィンによるリーダーシップ類型に関する記述です。
フィードラー:集団業績をより効果的に出すための条件適合要素として、「リーダーが部下に接するスタイル」と「リーダーに与えられた支配力および影響力の大きさ」の2点に注目し、リーダーシップはチームの状況によって行動を柔軟に変更する必要があるという「フィードラー理論」を提唱しました。
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