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公立学校教員の過去問 令和3年度(令和4年度採用) 共通問題 問19

問題

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学習に関する心理学の研究に携わった人物に関する記述として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。
   1 .
ガスリーは、あるパターンの刺激と反応が時間的にも空間的にも一緒に生じるなら、それらの間の連合が成立することによって学習が起こると考え、行動主義理論の一つである、近接学習理論を説いた。
   2 .
セリグマンは、他者の行動を観察して新しい行動を習得する観察学習に関する研究を行い、 攻撃等の社会的行動の学習が、単なるモデルの観察による模倣によって容易に形成されること を見出した。
   3 .
ケーラーは、迷路とネズミを用いた実験を行い、行動は決してランダムに開始されるのではなく、目標が達成されるまでは一貫してその目標に向かって方向付けられるという目的的行動主義を展開した。
   4 .
トールマンは、チンパンジーを用いた実験を行い、手の届く範囲の外にある果物を取るために2本の棒を合体させたり、箱を積み重ねたりするなどの行動を観察し、動物の問題解決行動は、試行錯誤的になされるのではなく、洞察によって行われるという考え方を示した。
   5 .
バンデューラは、イヌを用いた実験を行い、何度も問題解決に失敗し続けた個体は自分は状況を変える何の力もないことを学習する学習性無力感という概念を提案し、人間の抑うつの形成にも同様なメカニズムが働くことを指摘した。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和3年度(R4年度採用) 共通問題 問19 )
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この過去問の解説 (3件)

5

正解はです。

1.正しいです。

 ガスリーは、時間的・空間的接近が学習の必要条件とする「近接学習理論」を説きました。

2.誤りです。

 実験によって攻撃等の社会的行動の学習が、単なるモデルの観察による模倣によって形成されることを見出したのは「パンデューラ」です。

3.誤りです。

 迷路とネズミを用いた実験を行い、行動は常に目標に向かって生じるという目的的行動主義を主張したのは「トールマン」です。

4.誤りです。

 チンパンジーを用いた実験を行い、問題の解決は考える、つまり洞察した結果であるという洞察学習の説を説いたのは「ケーラー」です。

5.誤りです。

 イヌを用いた実験を行い、学習性無力感という概念を提案したのは「セリグマン」です。

【傾向と対策】

 このような問題の場合、誤ってる4つの選択肢に出てくる4人は入れ替わっているだけのことが多いです。

 ですから、全てを覚えてなくても、いくつかの人物と解説の組み合わせを覚えているなら、消去法で正解に近づけます。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

正解は  です。

1.正しいです。

  ガスリーは『近接学習理論』を提唱しました。

2.誤りです。

 これは、バンデューラに関する記述です。

 バンデューラは「観察学習」について研究し『モデリング理論』を

 提唱しました。その中で、有名な実験が「ボボ人形実験」です。

3.誤りです。

 これは、トールマンに関する記述です。

 トールマンは、ネズミと迷路を用いた実験により

 『潜在的学習』について提唱しました。

4.誤りです。

 これは、ケーラーに関する記述です。

 ケーラーは、チンパンジーを用いた実験により『洞察説』を提唱しました。

5.誤りです。

 これは、セリグマンに関する記述です。

 セリグマンは、イヌを用いた実験により

「学習性無力感」の概念を生み出しました。

0

選択肢1→正解です。

「ガスリー」は、「S-R接近理論」を提唱しました。「刺激と反応の結合の強さは時間的、空間的接近に依存する」と主張しました。

選択肢2→不正解です。

「セリグマン」は、「学習性無力感」を提唱しました。「長くストレスや苦痛に苦しめられたことによって、その状況を改善できないと学習し、そこから脱却するための努力をしなくなり、無反応になる」状態を指します。「モデルの観察による模倣」は、「バンデューラ」の「モデリング理論」です。

選択肢3→不正解です。

「ケーラー」はチンパンジーとバナナの実験を通して、「洞察説」を唱えました。「ネズミ」と「迷路」を用いて実験したのは、「ケーラー」ではなく「スキナー」で、「オペラント条件づけ」による学習を提唱しました。

選択肢4→不正解です。

「トールマン」はネズミと迷路を用いて、「潜在学習」について提唱しました。チンパンジーを用いた実験をしたのは、「トールマン」ではなく「ケーラー」です。

選択肢5→不正解です。

「バンデューラ」は「モデリング理論」を説きました。「学習性無力感」について述べたのは、「セリグマン」です。

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