公立学校教員の過去問
令和3年度(令和4年度採用)
共通問題 問20
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和3年度(R4年度採用) 共通問題 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述ア・イは、それぞれ下の心理学に関する用語A~Cのいずれかについてのものである。ア・イとA~Cとの組合せとして適切なものは、下の1~5のうちのどれか。
ア 教師がある児童・生徒に対して期待をもった場合、その期待の通りに結果が得られること。
イ 他者がある側面で望ましいもしくは望ましくない特徴をもっていると、その評価を当該人物に対する全体的評価にまで広げてしまうこと。
A ピグマリオン効果
B 寛大化傾向
C ハロー効果
ア 教師がある児童・生徒に対して期待をもった場合、その期待の通りに結果が得られること。
イ 他者がある側面で望ましいもしくは望ましくない特徴をもっていると、その評価を当該人物に対する全体的評価にまで広げてしまうこと。
A ピグマリオン効果
B 寛大化傾向
C ハロー効果
- ア:A イ:B
- ア:A イ:C
- ア:B イ:C
- ア:C イ:A
- ア:C イ:B
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 2 です。
(A)のピグマリオン効果とは、
他者からの期待を受けることで学習や作業などの成果が上がる現象のことです。
よって、選択肢アは、ピグマリオン効果のことを指しています。
(B)の寛大化傾向とは、
他者の望ましいところは強調された評価となり、
望ましくないところは寛大に評価することです。
その結果、評価をする際に甘くなってしまいます。
(C)のハロー効果とは、評価する対象の、目立った特徴に引きずられてしまい、
他の特徴についての評価までが歪められる現象のことです。
よって、選択肢イは、ハロー効果のことを指しています。
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02
正解は2(ア:A イ:C)です。
A ピグマリオン効果とは、他者から期待されると成績が向上する現象をいいます。
よって、アの記述の内容と合致します。
B 寛大化傾向とは、評価が甘くなる傾向のことをいいます。
C ハロー効果とは、ある評価項目について優れていると、他の評価項目についても優れているように誤った判断を下してしまうことをいいます。
これは悪い評価にも現れる効果ですので、イの記述の内容と合致します。
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03
選択肢ア→A
「ピグマリオン効果」は、教師が期待を持つことで生徒の成績が上昇することを指します。他にも、「教師期待効果」や「ローゼンタール効果」と呼ばれることがあります。
選択肢イ→C
「ハロー効果」は、良い面もしくは悪い面の特徴から、他のことについての評価も引きずられてしまうことを指します。「光背効果」「後光効果」と呼ばれることもあります。
選択肢B→当てはまるものなし
「寛大化傾向」は、評価を行う際に、甘くなってしまうことを指します。反対に厳しくなってしまうことを「厳格化傾向」と呼びます。
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