公立学校教員の過去問
令和3年度(令和4年度採用)
共通問題 問22

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和3年度(R4年度採用) 共通問題 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

東京都公立学校における教員の人材育成や研修に関する記述として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。
  • 東京都教育委員会は、教員が身に付けるべき力を「学習指導力」、「生活指導力・進路指導力」、「外部との連携・折衝力」の三つとし、教員の経験や職層に応じた研修を実施し、教科等や教育課題への対応など、教員としての専門性を高める研修・研究を充実させている。
  • 教育情報の閲覧、研修履歴等の確認、研修動画の視聴、研修等の案内、研修の検索・申込等の機能をもち、自己のキャリアステージで求められる資質・能力を生涯にわたって高めていく力を身に付ける支援を目的とする「マイ・キャリア・ノート」を導入している。
  • 小学校教諭一種免許状課程又は特別支援学校教諭一種免許状課程認定大学及び大学院で、東京都教育委員会が連携する大学に在籍し、学長が推薦する学生を対象に、年間40日程度の特別教育実習や年間10日の教科等指導力養成講座を行う「東京都教員研究生」を実施している。
  • 各区市町村立学校や都立学校から選抜された非常勤講師を含む教員を対象に、教員一人一人の能力やニーズに応じて「教員の専門性として求められる力」を確実に身に付けることができるよう「専門性向上研修」を実施している。
  • 学校経営や学習指導等についての高い専門性を備え、指導的役割を担う学校教育のリーダーとなる教員を育成することを目的とし、東京都教職員研修センターに1年間派遣する「東京教師道場」を実施している。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解はです。

1.誤りです。

 東京都教員人材育成基本方針によると、『教員に求められる基本的な四つの力とは、「学習指導力」、「生活指導力・進路指導力」、「外部との連携・折衝力」、「学校運営力・組織貢献力」』とあります。

 「学校運営力・組織貢献力」が抜けていますので、選択肢1の記述は誤りです。

2.正しいです。

 東京都教職員研修センターの事業として行なわれています。

3.誤りです。

 この記述は「東京教師養成塾」の説明です。

 「東京都教員研究生」は公立幼稚園・学校の教諭を対象に研修を行うものです。

4.誤りです。

 専門性向上研修の対象に非常勤の教員は含まれていません

5.誤りです。

 この記述は「東京都教員研修生」の説明です。

 「東京教師道場」は、「2年間にわたる授業研究等を通して、教員の授業力を一層高めるとともに、他の教員の指導的役割を担うことができる資質・能力を磨く」のが目的となります。

参考になった数5

02

正解は  です。

1.誤りです。

 【東京都教員人材育成基本方針】では、

 教員に求められる基本的な4つの力として、次の4つを挙げています。

 「学習指導力」「生活指導力・進路指導力」

 「外部との連携・折衝力」「学校運営力・組織貢献力」です。

2.正しいです。

 「マイ・キャリア・ノート」とは、

 教員1人1人が自分の研修履歴等を確認して研修計画を立てるための

 支援ツールとなっています。

3.誤りです。

 「東京都教員研究生」とは、学校経営や学習指導等について、

 高い専門性を備え、指導的役割を担う学校教育のリーダーとなる教員を

 養成することを目的とした取り組みです。

 選択肢の文章の内容は、「東京教師養成塾」についてです。

4.誤りです。

 「専門性向上研修」の対象者の中に、非常勤講師は含まれていません。

 専門生向上研修の対象者は以下の教職員です。

 ・統括校長、校長、副校長、主幹教諭、指導教諭、主任教諭、主任養護教諭、

  教諭、養護教諭、栄養教諭、期限付任用教員、専修実習助手、

  実習助手、主任寄宿舎指導員、寄宿舎指導員、産育休代替教員

5.誤りです。

 「東京教師道場」とは、2年間継続的に指導や助言を受けて、

 授業力向上を目的とする研修のことです。

 選択肢の記述は、「東京都教員研究生」についてです。

参考になった数1

03

選択肢1→不正解です。

東京都教育委員会の「OJTガイドライン」によると、教員が身に付けるべきは「学習指導力」「生活指導力・進路指導力」「外部との連携・折衝力」の「3つ」ではなく、それに「学校運営力・組織貢献力」も加わった「4つ」の力としています。

選択肢2→正解です。

東京都教育委員会の「学び続けよう、次代を担う子供のためにー令和2年度東京都教員研修計画ー」「3 教員研修計画の活用について」の「(2)「マイ・キャリア・ノート」を活用した研修計画作成の支援」では、マイ・キャリア・ノートでできることについて、「研修履歴等の確認」「研修動画の視聴」「研修等の案内」「指導教諭による模範授業の参加申込」「指導資料・各種昇任選考情報の閲覧」「研修の申込等、メールでの連絡」としています。また、その目的を「時代の変化や自らのキャリアステージで求められる資質・能力を生涯にわたって高めていく力を身に付ける支援」だとしています。

選択肢3→不正解です。

選択肢の文章に見られる「小学校教諭一種免許状課程又は特別支援学校教諭一種免許状課程認定大学(大学院を含む)で、東京都教育委員会が連携する大学に在籍し、学長が推薦する者」が、「特別教育実習」や「教科等指導力養成講座」を受けられるのは、「東京都教師養成塾」です。「東京都教員研究生」は、「学校経営や学習指導等についての高い専門性を備え、指導的役割を担う学校教育のリーダーとなる教員を養成」するための取り組みです。

選択肢4→不正解です。

専門性向上研修を受けられるのは、「統括校長」「校長」「副校長」「主幹教諭」「指導教諭」「主任教諭」「主任養護教諭」「教諭」「養護教諭」「栄養教諭」「期限付任用教員」「専修実習助手」「実習助手」「主任寄宿舎指導員」「寄宿舎指導員」「産育休代替教員」となっていて、「常時勤務」する教職員となっています。

選択肢5→不正解です。

「学校経営や学習指導等についての高い専門性を備え、指導的役割を担う学校教育のリーダーとなる教員を養成する」のは、「東京都教員研究生」です。「東京教師道場」は、若手教師の育成のために、ベテランの教師が助言者となって研修を行います。

参考になった数0