公立学校教員の過去問
令和3年度(令和4年度採用)
高等学校に関する問題 問28
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和3年度(R4年度採用) 高等学校に関する問題 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
高等学校学習指導要領総則の「教育課程の編成」に関する次の記述ア~エのうち、正しいものを選んだ組合せとして適切なものは、下の1~5のうちのどれか。
ア 教育課程の編成に当たっては、生徒の特性、進路等に応じた適切な各教科・科目の履修ができるようにし、このため、多様な各教科・科目を設け生徒が自由に選択履修することのできるよう配慮するものとする。
イ 全日制の課程における各教科・科目及びホームルーム活動の授業は、年間35週行うことを標準とし、必要がある場合には、ホームルーム活動の授業を特定の学期又は特定の期間に行うことができる。
ウ 指導計画の作成に当たっては、各学校においては、各教科・科目等について相互の関連を図り、系統的、発展的な指導ができるようにすることに配慮しながら、学校の創意工夫を生かし、全体として、調和のとれた具体的な指導計画を作成するものとする。
エ 職業に関する各教科・科目については、職業資格の取得をもって実習に替えることができる。この場合、職業資格の取得に関する学習活動は、その各教科・科目の内容に直接関係があり、かつ、その一部としてあらかじめ計画し、評価されるものであることを要することに配慮するものとする。
ア 教育課程の編成に当たっては、生徒の特性、進路等に応じた適切な各教科・科目の履修ができるようにし、このため、多様な各教科・科目を設け生徒が自由に選択履修することのできるよう配慮するものとする。
イ 全日制の課程における各教科・科目及びホームルーム活動の授業は、年間35週行うことを標準とし、必要がある場合には、ホームルーム活動の授業を特定の学期又は特定の期間に行うことができる。
ウ 指導計画の作成に当たっては、各学校においては、各教科・科目等について相互の関連を図り、系統的、発展的な指導ができるようにすることに配慮しながら、学校の創意工夫を生かし、全体として、調和のとれた具体的な指導計画を作成するものとする。
エ 職業に関する各教科・科目については、職業資格の取得をもって実習に替えることができる。この場合、職業資格の取得に関する学習活動は、その各教科・科目の内容に直接関係があり、かつ、その一部としてあらかじめ計画し、評価されるものであることを要することに配慮するものとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2(ア・ウ)です。
ア.正しいです。
総則第2款3(4)の内容に合致しています。
イ.誤りです。
総則第2款3(3)アには「全日制の課程における各教科・科目及びホームルーム活動の授業は,年間35週行うことを標準とし,必要がある場合には,各教科・科目の授業を特定の学期
又は特定の期間に行うことができる。」としています。
各教科・科目の授業を行なうことができますので、【ホームルーム活動の授業を行うことができる】という記述は誤りです。
ウ.正しいです。
総則第2款3(6)イの内容に合致しています。
エ.誤りです。
総則第2款3(7)エには、「職業に関する各教科・科目については,就業体験活動をもって実習に替えることができること。この場合,就業体験活動は,その各教科・科目の内容に直接関係があり,かつ,その一部としてあらかじめ計画し,評価されるものであることを要すること。」とあります。
【職業資格の取得】が誤りで、【就業体験活動】が正しい記述です。
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02
総則は校種問わず教育の中心となりますので、目を通しておくことをおすすめします。
アは総則第2款3(4)の内容になっていますが、
イは「ホームルーム活動の授業」ではなく、「各教科・科目の授業」となっています。イは「第2款 教育課程の編成」「3 教育課程の編成における共通的事項」の(3)各教科・科目等の授業時数等の内容で、アに「全日制の課程における各教科・科目及びホームルーム活動の授業は、年間35週行うことを標準とし、必要がある場合には、各教科・科目の授業を特定の学期又は特定の期間に行うことができる。」と書かれています。
アは総則第2款3(4)の内容に、ゥは総則第2款3(6)イの内容になっています。
アは総則第2款3(4)の内容になっていますが、
ェは「職業資格の取得」では「就業体験活動」です。ェは「第2款 教育課程の編成」「3 教育課程の編成における共通的事項」の(7)キャリア教育及び職業教育に関して配慮すべき事項の内容です。
ゥは総則第2款3(6)イの内容になっていますが、
イは「ホームルーム活動の授業」ではなく、「各教科・科目の授業」となっています。
ゥは総則第2款3(6)ェの内容になっていますが、
ェは「職業資格の取得」では「就業体験活動」です。
小学校の学級活動、高校のホームルームは年間35時間と設定されているところは共通しています。また、資格は取れませんが、インターンシップなどの体験活動は含まれています。
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03
選択肢ア→正解です。
高等学校学習指導要領総則の、「第2款 教育課程の編成」「3 教育課程の編成における共通的事項」の(4)選択履修の趣旨を生かした適切な教育課程の編成に全く同じ文章があります。
選択肢イ→不正解です。
高等学校学習指導要領総則の、「第2款 教育課程の編成」「3 教育課程の編成における共通的事項」の(3)各教科・科目等の授業時数等では、アに「全日制の課程における各教科・科目及びホームルーム活動の授業は、年間35週行うことを標準とし、必要がある場合には、各教科・科目の授業を特定の学期又は特定の期間に行うことができる。」とされていて、「ホームルーム活動の授業」ではなく、「各教科・科目の授業」となっているので間違いです。
選択肢ウ→正解です。
高等学校学習指導要領総則の、「第2款 教育課程の編成」「3 教育課程の編成における共通的事項」の(6)指導計画の作成に当たって配慮すべき事項に同じ文言が見られます。
選択肢エ→不正解です。
高等学校学習指導要領総則の、「第2款 教育課程の編成」「3 教育課程の編成における共通的事項」の(7)キャリア教育及び職業教育に関して配慮すべき事項では、職業に関する各教科・科目については、「就業体験活動」をもって実習に替えることができるとされているので、「職業資格の取得」ではありません。
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