公立学校教員の過去問
令和4年度(令和5年度採用)
共通問題 問12

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和4年度(R5年度採用) 共通問題 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述ア・イは、学習指導法に関するものである。また、下のA〜Cは、学習指導法の名称である。ア・イと、A〜Cとの組合せとして適切なものは、下の1〜5のうちのどれか。

ア  グループ学習と討議学習を組み合わせた学習の方法で、少人数のグループの中で自由に意見交換させた上で、その結果を学級全体で発表したり議論したりする方法である。この学習指導法は塩田芳久を中心に理論化された。
イ  協同学習の一つで、学習内容を分割し、それぞれグループに分かれてその内容に習熟した後、各グループから一人ずつで構成するグループを作り、学んだことをお互いが教え合うことで学習を進めていく方法である。この学習指導法はアロンソンが考案した。

A  ジグソー学習
B  バズ学習
C  プログラム学習

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

学習指導法については

人物学習指導法の名前学習指導法の内容を確認しましょう。

選択肢3. ア:B  イ:A

正しいです。

ア.「少人数のグループ学習」→「全体で討議」

 これは、塩田芳久が創始者と言われている

 「バズ学習 (B) 」の説明です。

イ.「学習内容を分割」

 →「分割した内容の担当を決め、それぞれが学習」

 →「学習した内容を持ち寄り、自分の学習内容を教え合う」

 これは、アロンソンが考案した

 「ジグソー学習 (A) 」の説明です。

〈補足〉

プログラム学習 (C) 」

「細かく学習内容を分割」

→「段階的に小単位ごとに習得」

スキナーによって提唱された学習方法です。

参考になった数9

02

正解は3(ア:B イ:A)です。

ア 塩田芳久が考案したバズ学習の説明です。

 バズはハチの羽音のことで、小グループで、さらに学級全体で活発な議論がなされる様子を表している、という点がポイントです。

イ アロンソンが考案したジグソー学習の説明です。

 ジグソーパズルのピースのように「学習内容を分割」という点がポイントです。

【補足】

C プログラム学習は、スキナーによって提唱された学習方法です。

 学習内容を小単位に区切り、段階的に習得させていく方法です。

参考になった数2

03

正解は3(ア:B イ:A)です。

ア 塩田芳久が考案したバズ学習の説明です。

 バズ(buzz)はざわめきの意意味を指します。児童・生徒を小グループに分けて討議させ、その結論・意見を、さらに全員で討論する学習方式です。

イ アロンソンが考案したジグソー学習の説明です。

 協同を通して人間関係を構築し、自尊心を高めることを目的とします。ホームグループ(ジグソーグループ)で資料を分担し、同じ資料を選んだ者同士でエキスパートグループを組んで学習し、その結果をホームグループに持ち寄って学習を進めます。ジグソーパズルのピースのように「学習内容を分割」という点がポイントです。

【補足】

C プログラム学習は、スキナーによって提唱された学習方法です。

 学習者に一連のプログラムを与えて,それに従って自己のペースで個別に学習を進める学習方式です。

参考になった数1