公立学校教員の過去問 令和4年度(令和5年度採用) 共通問題 問13
この過去問の解説 (3件)
選択肢の文の内容については、
【学習指導提要】の
第3章第4節「児童生徒理解の資料とその収集」
を確認しましょう。
誤りです。
観察法について、
「・・・言語的側面ばかりでなく、
表情や姿勢、歩き方などは普段と比べてどうかといった
非言語的側面、社会的側面、情緒的側面についての資料を収集します」
と書かれています。
よって
「非言語的側面についての資料は収集できない」は誤りです。
誤りです。
面接法については、
「理解を主たる目的とする面接の在り方を考えます。」と書かれており、
「指導を目的とする場合」については書かれていません。
ちなみに、
「反抗的な態度で面接に臨む児童生徒」については、
「面接者は、その雰囲気に巻き込まれることなく、
真摯な態度で面接に臨みます。
・・・彼らの力になりたいという本質的な目的を誠実に伝えることが大切です」
と書かれています。
誤りです。
質問紙調査法については、
「・・・検査法のように高い信頼性を持たないものが多いため、
児童生徒一人一人の結果を基に理解を進めるというよりは、
学級、学年、学校といった、集団の傾向の理解に用いられます。」
と書かれています。
よって、
「児童生徒一人一人の理解を進めることや」は誤りとなります。
誤りです。
検査法については、
「同じ検査を繰り返し実施すると
学習効果が生じるものもあります」
と書かれています。
よって、
「同じ検査を繰り返し実施しても学習効果が生じるものはない。」は誤りとなります。
正しいです。
正解は5です。
以下の解説では、「生徒指導提要」第3章第4節「児童生徒理解の資料とその収集」から引用します。
1.観察法では「表情や姿勢、歩き方などは普段と比べてどうかといった非言語的側面」についても社会的側面・情緒的側面と同様に資料を収集するとあります。
よって、非言語的側面についての資料は収集できないとする記述は誤りです。
2.「生徒指導提要」の面接法では「ここでは、理解を主たる目的とする面接の在り方を考えます」とあり、指導を目的とする場合の指導については触れられていません。
3.質問紙調査法は「検査法のように高い信頼性を持たないものが多いため、児童生徒一人一人の結果を基に理解を進めるというよりは、学級、学年、学校といった、集団の傾向の理解に用いられます」とあります。
「児童生徒一人一人の理解を進めることに用いる」という記述は誤りです。
4.検査法では「同じ検査を繰り返し実施すると学習効果が生じるものもあります」と明記されています。
「同じ検査を繰り返し実施しても学習効果が生じるものはない」とする記述は誤りです。
5.正しい記述です。
正解は5です。
1.観察法では「表情や姿勢、歩き方などは普段と比べてどうかといった非言語的側面」についても社会的側面・情緒的側面と同様に資料を収集するとあります。そのため、非言語的側面についての資料は収集できないとする記述は誤りです。
2.面接法は「理解を主たる目的とする面接の在り方を考えます」とあり、指導を目的とはしていません。
3.質問紙調査法は「検査法のように高い信頼性を持たないものが多いため、児童生徒一人一人の結果を基に理解を進めるというよりは、学級、学年、学校といった、集団の傾向の理解に用いられます」とあります。そのため、「児童生徒一人一人の理解を進めることに用いる」という記述は誤りです。
4.検査法は「同じ検査を繰り返し実施すると学習効果が生じるものもあります」と明記されています。そのため「同じ検査を繰り返し実施しても学習効果が生じるものはない」とする記述は誤りです。
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