公立学校教員の過去問
令和4年度(令和5年度採用)
共通問題 問14
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和4年度(R5年度採用) 共通問題 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
教育相談に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。
- 自分の権利と他者の権利を共に尊重し、対人場面で自分の伝えたいことをしっかり伝えるためのトレーニングであり、葛藤場面での自己表現や、他者との関わりをより円滑にする社会的行動の獲得を目指す方法をキャリアカウンセリングという。
- 怒りについて理解し、自分の中に生じた怒りを適切にコントロールするとともに、自分に向けられた怒りに対して適切な対処ができるよう、その対処法について段階的に学ぶ方法をアンガーマネジメントという。
- ストレスへの気付き、ストレスの背景の理解、対処方法の知識や練習、実践などを通して、様々なストレスと上手に付き合い、ストレスに適切に対処する力のことで、リラクゼーション法やコーピングを体得する方法をアサーショントレーニングという。
- 相手を理解する、自分の思いや考えを適切に伝える、人間関係を円滑にする、問題を解決する、集団行動に参加するなどにより、様々な社会的技能を育てる方法をストレスマネジメントという。
- 職業生活に焦点を当て、自己理解を図り、将来の生き方を考え、自分の目標に必要な力の育て方や、職業的目標の意味について明確になるようカウンセリング的方法で関わる手法をライフスキルトレーニングという。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
「生徒指導提要」第5章 図表5-3-3「教育相談でも活用できる新たな手法等」にて、それぞれの定義が書かれています。
赤字は見分けるためのキーワードです。
1.「対人場面で自分の伝えたいことをしっかり伝えるためのトレーニング」はアサーショントレーニングという。
(アサーション=相手を尊重しながら、自分の意見を伝えるコミュニケーション方法)
2.「自分の中に生じた怒りの対処法を段階的に学ぶ方法」はアンガーマネジメントです。
3.「様々なストレスに対する対処法を学ぶ手法」はストレスマネジメントです。
4.「『相手を理解する、自分の思いや考えを適切に伝える、人間関係を円滑にする、問題を解決する、集団行動に参加する』を目標に、様々な社会的技能をトレーニングにより、育てる方法」はソーシャルスキルトレーニングです。
5.「職業生活に焦点を当て、自己理解を図り、将来の生き方を考え、自分の目標に必要な力の育て方や、職業的目標の意味について明確になるようカウンセリング的方法」はキャリアカウンセリングです。
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02
選択肢の文の内容については、
【学習指導提要】の第5章に
「教育相談でも活用できる新たな手法等」
として書かれています。
誤りです。
「アサーショントレーニング」の説明です。
「主張訓練」と訳され、
「対人場面で自分の伝えたいことを
しっかり伝えるためのトレーニング」です。
正しいです。
誤りです。
「ストレスマネジメント教育」の説明です。
様々なストレスに対する対処法を学ぶ手法です。
誤りです。
「ソーシャルスキルトレーニング」の説明です。
「相手を理解する・
自分の思いや考えを適切に伝える・
人間関係を円滑にする・問題を解決する・
集団行動に参加する、
などをトレーニングの目標とし、
様々な社会的技能をトレーニングにより、
育てる方法」です。
誤りです。
「キャリアカウンセリング」の説明です。
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03
正解は2です。
1→アサーショントレーニングの内容です。
3→ストレスマネジメントの内容です。
4→ソーシャルスキルトレーニングの内容です。
5→キャリアカウンセリングの内容です。自分の思考や状態を自分自身で認識し、常に最善の選択を行えるように自分をコントロールするためのトレーニングです。
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