公立学校教員の過去問
令和4年度(令和5年度採用)
共通問題 問19

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和4年度(R5年度採用) 共通問題 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

学習に関する心理学の研究に携わった人物に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。
  • タルヴィングは、長期記憶を事実の貯蔵である意味記憶と、個人的な履歴や出来事の保管であるエピソード記憶という二つの型に分類した。
  • ウェルトハイマーは、無意味綴りを材料に用い自分自身を被験者として、記銘内容が時間経過に伴って忘却される過程を調べた。
  • エビングハウスは、問題解決学習を提唱し、教育方法として日常生活の中で具体的に問題を解決していく過程を重視した。
  • ブルームは、ゲシュタルト心理学の創始者であり、仮現運動の実験を行い、心理現象において全体は要素の足し算ではないと提唱した。
  • デューイは、完全習得学習を提唱し、どのような子供でも時間をかければ学習内容をほぼ理解できると考えた。

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この過去問の解説 (3件)

01

このパターンの問題では、

問題の選択肢の中で

人物名と内容文が入れ替わっていることが多いです。

人物名とその人物のキーワード

しっかりと確認しましょう。

選択肢1. タルヴィングは、長期記憶を事実の貯蔵である意味記憶と、個人的な履歴や出来事の保管であるエピソード記憶という二つの型に分類した。

正しいです。

選択肢2. ウェルトハイマーは、無意味綴りを材料に用い自分自身を被験者として、記銘内容が時間経過に伴って忘却される過程を調べた。

誤りです。

忘却される過程(=忘却曲線)」は、

エビングハウスです。

選択肢3. エビングハウスは、問題解決学習を提唱し、教育方法として日常生活の中で具体的に問題を解決していく過程を重視した。

問題解決学習」は、デューイです。

選択肢4. ブルームは、ゲシュタルト心理学の創始者であり、仮現運動の実験を行い、心理現象において全体は要素の足し算ではないと提唱した。

ゲシュタルト心理学の創始者

仮現運動」は、

ウェルトハイマーです。

選択肢5. デューイは、完全習得学習を提唱し、どのような子供でも時間をかければ学習内容をほぼ理解できると考えた。

完全習得学習」は、ブルームです。

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02

正解は1です。

傾向として、このような問題は選択肢の5人の説明が入れ替わっているケースが多いです。

つまり、それぞれの正誤を確認しなければならないわけではなく、この選択肢の中から正しい説明を見分けることで正解を導けます。

本問の解説も正しい説明文がどの選択肢か、見分けるキーワードを挙げます。

1.正しいです。

 タルヴィング「意味記憶」と「エピソード記憶」に分類した記憶理論が知られています。

2.ウェルトハイマーのキーワードは「仮現運動」です。

 4の選択肢の説明文に「仮現運動」とありますので、4がウェルトハイマーの正しい説明です。

3.エビングハウスのキーワードは「忘却曲線」です。

 2の選択肢の説明文に「忘却」とありますので、2がエビングハウスの正しい説明です。

4.ブルームのキーワードは「完全習得学習」です。

 5の選択肢の説明文に「完全習得学習」とありますので、5がブルームの正しい説明です。

5.デューイのキーワードは「問題解決学習」です。

 3の選択肢の説明文に「問題解決学習」と書いてありますので、3がデューイの正しい説明です。

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03

正解は1です。

2:忘却曲線はエビングハウスが創案しました。

3:問題解決学習はデューイが創案しました。

4:ゲシュタルト心理学の創始者はヴォルフガング・ケーラーです。

5:完全習得学習はブルームによって提唱されました。

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