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公立学校教員の過去問 令和4年度(令和5年度採用) 共通問題 問21

問題

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「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」(中央教育審議会 平成28年12月)に関する記述として適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。
   1 .
観点別評価については、目標に準拠した評価の実質化や、教科・校種を超えた共通理解に基づく組織的な取組を促す観点から、小・中・高等学校の各教科を通じて、「知識・技能」「理解」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の4観点に整理することとした。
   2 .
「主体的に学習に取り組む態度」と、資質・能力の柱である「学びに向かう力・人間性」の関係については、「学びに向かう力・人間性」には「主体的に学習に取り組む態度」として観点別評価を通じて見取ることができる部分と、観点別評価や評定にはなじまず、こうした評価では示しきれないことから相対評価を通じて見取る部分とがある。
   3 .
「主体的に学習に取り組む態度」については、子供たちが学習に関する自己調整を行いながら、粘り強く知識・技能を獲得したり思考・判断・表現しようとしたりしているかどうかという、意思的な側面を捉えて評価するものではなく、学習前の診断的評価のみで判断したり、挙手の回数やノートの取り方などの形式的な活動で評価したりすることが求められる。
   4 .
単元や題材を通じたまとまりの中で、子供が学習の見通しを持って学習に取り組み、その学習を振り返る姿を見取るためには、子供たちが主体的に学習に取り組む場面を設定していく必要があり、「キャリア・パスポート」の視点からの学習・指導方法の改善が欠かせない。また、学校全体で評価の改善に組織的に取り組む体制づくりも必要となる。
   5 .
資質・能力のバランスのとれた学習評価を行っていくためには、指導と評価の一体化を図る中で、論述やレポートの作成、発表、グループでの話合い、作品の制作等といった多様な活動に取り組ませるパフォーマンス評価などを取り入れ、ペーパーテストの結果にとどまらない、多面的・多角的な評価を行っていくことが必要である。
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和4年度(R5年度採用) 共通問題 問21 )
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この過去問の解説 (3件)

2

選択肢の内容については

「幼稚園、小学校、中学校、高等学校

及び特別支援学校の学習指導要領等の改善

及び必要な方策等について(答申)」】の

第9章を確認しましょう。

選択肢1. 観点別評価については、目標に準拠した評価の実質化や、教科・校種を超えた共通理解に基づく組織的な取組を促す観点から、小・中・高等学校の各教科を通じて、「知識・技能」「理解」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の4観点に整理することとした。

誤りです。

第9章に、

「観点別評価については、・・・「知識・技能

思考・判断・表現

主体的に学習に取り組む態度」の3観点

整理することとし・・・」と書かれています。

よって、「理解」は含まないので誤りとなります。

選択肢2. 「主体的に学習に取り組む態度」と、資質・能力の柱である「学びに向かう力・人間性」の関係については、「学びに向かう力・人間性」には「主体的に学習に取り組む態度」として観点別評価を通じて見取ることができる部分と、観点別評価や評定にはなじまず、こうした評価では示しきれないことから相対評価を通じて見取る部分とがある。

誤りです。

第9章に

「・・・観点別評価や評定にはなじまず、

こうした評価では示しきれないことから個人内評価を通じて・・・」と書かれています。

よって、「相対評価」ではなく

「個人内評価」が正解となります。

選択肢3. 「主体的に学習に取り組む態度」については、子供たちが学習に関する自己調整を行いながら、粘り強く知識・技能を獲得したり思考・判断・表現しようとしたりしているかどうかという、意思的な側面を捉えて評価するものではなく、学習前の診断的評価のみで判断したり、挙手の回数やノートの取り方などの形式的な活動で評価したりすることが求められる。

誤りです。

第9章に

「「主体的に学習に取り組む態度」については、

学習前の診断的評価のみで判断したり、

挙手の回数やノートの取り方などの

形式的な活動で評価したりするものではない。

子供たちが自ら学習の目標を持ち、

進め方を見直しながら学習を進め、

その過程を評価して新たな学習につなげるといった、

学習に関する自己調整を行いながら、

粘り強く知識・技能を獲得したり思考・

判断・表現しようとしたりしているかどうかという、

意思的な側面を捉えて評価することが求められる」

と書かれています。

よって、選択肢の文では

反対のことが書かれているので誤りとなります。

選択肢4. 単元や題材を通じたまとまりの中で、子供が学習の見通しを持って学習に取り組み、その学習を振り返る姿を見取るためには、子供たちが主体的に学習に取り組む場面を設定していく必要があり、「キャリア・パスポート」の視点からの学習・指導方法の改善が欠かせない。また、学校全体で評価の改善に組織的に取り組む体制づくりも必要となる。

誤りです。

第9章に

「・・・子供たちが主体的に

学習に取り組む場面を設定していく必要があり、

「アクティブ・ラーニング」の視点からの

学習・指導方法の改善が欠かせない。・・・」

と書かれています。

よって、

「キャリア・パスポート」ではなく、

「アクティブ・ラーニング」が正しいです。

選択肢5. 資質・能力のバランスのとれた学習評価を行っていくためには、指導と評価の一体化を図る中で、論述やレポートの作成、発表、グループでの話合い、作品の制作等といった多様な活動に取り組ませるパフォーマンス評価などを取り入れ、ペーパーテストの結果にとどまらない、多面的・多角的な評価を行っていくことが必要である。

正しいです。

第9章に書かれています。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

正解は5です。

1.答申では『「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に整理すること』としています。

 「理解」は含まない3観点ですので、記述は誤りです。

2.答申では『観点別評価や評定にはなじまず、こうした評価では示しきれないことから個人内評価(個人のよい点や可能性、進歩の状況について評価する)を通じて見取る部分がある』としています。

 「相対評価」ではなく「個人内評価」が正しいです。

3.答申では『「主体的に学習に取り組む態度」については、学習前の診断的評価のみで判断したり、挙手の回数やノートの取り方などの形式的な活動で評価したりするものではない

『学習に関する自己調整を行いながら、粘り強く知識・技能を獲得したり思考・判断・表現しようとしたりしているかどうかという、意思的な側面を捉えて評価することが求められる』とあります。

 選択肢の記述は正反対のことが書かれていますので、誤りです。

4.答申では『子供たちが主体的に学習に取り組む場面を設定していく必要があり、「アクティブ・ラーニング」の視点からの学習・指導方法の改善が欠かせない』とあります。

 「キャリア・パスポート」ではなく「アクティブ・ラーニング」が正しいです。

5.正しいです。

0

正解は5です。

1:観点は以前の「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」の4観点から、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点になりました。

2:学びに向かう人間性を相対評価で見とることはできません。学びに向かう力・人間性」には「主体的に学習に取り組む態度」として観点別評価を通じて見取ることができる部分と、観点別評価や評定にはなじまず、こうした評価では示しきれないことから個人内評価を通じて見取る部分とがあります。

3:「主体的に学習に取り組む態度」については、子供たちが学習に関する自己調整を行いながら、粘り強く知識・技能を獲得したり思考・判断・表現しようとしたりしているかどうかを評価するものであり、学習前の診断的評価のみで判断したり、挙手の回数やノートの取り方などの形式的な活動で評価したりすることは求められていません。

4:キャリア・パスポートは小学校から高校までのキャリア教育に関わる活動について、学びのプロセスを児童・生徒自身で記述し、蓄積した記録を振り返ることができるポートフォリオのような教材のことを指します。 キャリアパスポートは教師の授業改善のためというよりは、子ども自身が成長を振り返るための教材です。

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