公立学校教員の過去問
令和5年度(R6年度採用)
共通問題 問17

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和5年度(R6年度採用) 共通問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述ア〜ウは、それぞれ「学校安全資料『生きる力』をはぐくむ学校での安全教育」(文部科学省 平成31年3月)に示された、「学校における安全教育」の「生活安全」、「交通安全」、「災害安全」のいずれかの領域の内容に関するものである。ア〜ウと、下の領域A〜Cとの組合せとして適切なものは、下のうちのどれか。

ア  道路の歩行や道路横断時の危険の理解と安全な行動の仕方
イ  学校、家庭、地域等日常生活の様々な場面における危険の理解と安全な行動の仕方
ウ  地域の防災活動の理解と積極的な参加・協力

A  生活安全
B  交通安全
C  災害安全

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この過去問の解説 (3件)

01

「学校安全資料『生きる力』をはぐくむ学校での安全教育」(文部科学省 平成31年3月)「学校における安全教育」より、

 

安全教育の目的

日常生活全般における安全確保のために必要な事項を実践的に理解し、自他の生命尊重を基 盤として、生涯を通じて安全な生活を送る基礎を培うとともに、進んで安全で安心な社会づく りに参加し貢献できるような資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

 

生活安全

日常生活で起こる事件・事故の内容や発生原因、結果と安全確保の方法について理解し、安全に行動ができるようにする。
① 学校、家庭、地域等日常生活の様々な場面における危険の理解と安全な行動の仕方
② 通学路の危険と安全な登下校の仕方
③ 事故発生時の通報と心肺蘇生法などの応急手当
④ 誘拐や傷害などの犯罪に対する適切な行動の仕方など、学校や地域社会での犯罪被害
の防止
⑤ スマートフォンやSNSの普及に伴うインターネットの利用による犯罪被害の防止と
適切な利用の仕方
⑥ 消防署や警察署など関係機関の働き

 

交通安全

様々な交通場面における危険について理解し、安全な歩行、自転車・二輪車(自動二輪車及び原動機付自転車)等の利用ができるようにする。
① 道路の歩行や道路横断時の危険の理解と安全な行動の仕方
② 踏切での危険の理解と安全な行動の仕方
③ 交通機関利用時の安全な行動
④ 自転車の点検・整備と正しい乗り方
⑤ 二輪車の特性の理解と安全な利用
⑥ 自動車の特性の理解と自動車乗車時の安全な行動の仕方
⑦ 交通法規の正しい理解と遵守
⑧ 自転車利用時も含めた運転者の義務と責任についての理解
⑨ 幼児、高齢者、障害のある人、傷病者等の交通安全に対する理解と配慮
⑩ 安全な交通社会づくりの重要性の理解と積極的な参加・協力
⑪ 車の自動運転化に伴う課題(運転者の責任)、運転中のスマートフォン使用の危険等の理解と安全な行動の仕方
⑫ 消防署や警察署など関係機関の働き

 

災害安全

様々な災害発生時における危険について理解し、正しい備えと適切な判断ができ、行動がとれるようにする。
① 火災発生時における危険の理解と安全な行動の仕方
② 地震・津波発生時における危険の理解と安全な行動の仕方
③ 火山活動による災害発生時の危険の理解と安全な行動の仕方
④ 風水(雪)害、落雷等の気象災害及び土砂災害発生時における危険の理解と安全な行動の仕方
⑤ 放射線の理解と原子力災害発生時の安全な行動の仕方
⑥ 避難場所の役割についての理解
⑦ 災害に関する情報の活用や災害に対する備えについての理解
⑧ 地域の防災活動の理解と積極的な参加・協力
⑨ 災害時における心のケア
⑩ 災害弱者や海外からの来訪者に対する配慮
⑪ 防災情報の発信や避難体制の確保など、行政の働き
⑫ 消防署など関係機関の働き

 

各選択肢を見ると、

 

 道路の歩行や道路横断時の危険の理解と安全な行動の仕方

 →B 交通安全
 学校、家庭、地域等日常生活の様々な場面における危険の理解と安全な行動の仕方

 →A 生活安全
 地域の防災活動の理解と積極的な参加・協力

 →C 災害安全

選択肢1. ア:A  イ:B  ウ:C

不正解です。

選択肢2. ア:A  イ:C  ウ:B

不正解です。

選択肢3. ア:B  イ:A  ウ:C

正解です。

選択肢4. ア:B  イ:C  ウ:A

不正解です。

選択肢5. ア:C  イ:A  ウ:B

不正解です。

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02

学校安全資料『生きる力』をはぐくむ学校での安全教育」(文部科学省 平成31年3月)に示された、「学校における安全教育」の「生活安全」、「交通安全」、「災害安全」のいずれかの領域の内容についてみておきましょう。

 

 

1 安全教育の各領域の内容

(1)生活安全に関する内容

 

 日常生活で起こる事件・事故の内容や発生原因、結果と安全確保の方法について理解し、

安全に行動ができるようにする。

 

① 学校、家庭、地域等日常生活の様々な場面における危険の理解と安全な行動の仕方

② 通学路の危険と安全な登下校の仕方

③ 事故発生時の通報と心肺蘇生法などの応急手当

④ 誘拐や傷害などの犯罪に対する適切な行動の仕方など、学校や地域社会での犯罪被害

の防止

⑤ スマートフォンやSNSの普及に伴うインターネットの利用による犯罪被害の防止と

適切な利用の仕方

⑥ 消防署や警察署など関係機関の働き

 

(2)交通安全に関する内容

 様々な交通場面における危険について理解し、安全な歩行、自転車・二輪車(自動二輪車及

び原動機付自転車)等の利用ができるようにする。

 

① 道路の歩行や道路横断時の危険の理解と安全な行動の仕方

② 踏切での危険の理解と安全な行動の仕方

③ 交通機関利用時の安全な行動

④ 自転車の点検・整備と正しい乗り方

⑤ 二輪車の特性の理解と安全な利用

⑥ 自動車の特性の理解と自動車乗車時の安全な行動の仕方

⑦ 交通法規の正しい理解と遵守

⑧ 自転車利用時も含めた運転者の義務と責任についての理解

⑨ 幼児、高齢者、障害のある人、傷病者等の交通安全に対する理解と配慮

⑩ 安全な交通社会づくりの重要性の理解と積極的な参加・協力

⑪ 車の自動運転化に伴う課題(運転者の責任)、運転中のスマートフォン使用の危険等の

理解と安全な行動の仕方

⑫ 消防署や警察署など関係機関の働き

 

 

(3)災害安全に関する内容

 様々な災害発生時における危険について理解し、正しい備えと適切な判断ができ、行動が

とれるようにする。

 

① 火災発生時における危険の理解と安全な行動の仕方

② 地震・津波発生時における危険の理解と安全な行動の仕方

③ 火山活動による災害発生時の危険の理解と安全な行動の仕方

④ 風水(雪)害、落雷等の気象災害及び土砂災害発生時における危険の理解と安全な行

動の仕方

⑤ 放射線の理解と原子力災害発生時の安全な行動の仕方

⑥ 避難場所の役割についての理解

⑦ 災害に関する情報の活用や災害に対する備えについての理解

⑧ 地域の防災活動の理解と積極的な参加・協力

⑨ 災害時における心のケア

⑩ 災害弱者や海外からの来訪者に対する配慮

⑪ 防災情報の発信や避難体制の確保など、行政の働き

⑫ 消防署など関係機関の働き

選択肢1. ア:A  イ:B  ウ:C

不正解です。

 

ア:B  イ:A  ウ:C」が正解です。

選択肢2. ア:A  イ:C  ウ:B

不正解です。

 

ア:B  イ:A  ウ:C」が正解です。

選択肢3. ア:B  イ:A  ウ:C

正解です。

選択肢4. ア:B  イ:C  ウ:A

不正解です。

 

ア:B  イ:A  ウ:C」が正解です。

選択肢5. ア:C  イ:A  ウ:B

不正解です。

 

ア:B  イ:A  ウ:C」が正解です。

まとめ

学校安全資料『生きる力』をはぐくむ学校での安全教育」(文部科学省 平成31年3月)に目を通し、「学校における安全教育」の目標・内容・進め方・評価について内容把握に努めましょう。

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03

正しい組み合わせは以下のとおりです。

ア 道路の歩行や道路横断時の危険の理解と安全な行動の仕方

B 交通安全に関する内容

様々な交通場面における危険について理解し、安全な歩行、自転車・二輪車(自動二輪車及 び原動機付自転車)等の利用ができるようにします。 

イ 学校、家庭、地域等日常生活の様々な場面における危険の理解と安全な行動の仕方

A 生活安全に関する内容

日常生活で起こる事件・事故の内容や発生原因、結果と安全確保の方法について理解し、

安全に行動ができるようにします。

ウ 地域の防災活動の理解と積極的な参加・協力

C 災害安全に関する内容

様々な災害発生時における危険について理解し、正しい備えと適切な判断ができ、行動がとれるようにします。

選択肢1. ア:A  イ:B  ウ:C

選択肢1の組み合わせは間違いです。

選択肢2. ア:A  イ:C  ウ:B

選択肢2の組み合わせは間違いです。

選択肢3. ア:B  イ:A  ウ:C

選択肢3の組み合わせは正解です。

選択肢4. ア:B  イ:C  ウ:A

選択肢4の組み合わせは間違いです。

選択肢5. ア:C  イ:A  ウ:B

選択肢5の組み合わせは間違いです。

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