公立学校教員の過去問
令和5年度(R6年度採用)
共通問題 問23
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和5年度(R6年度採用) 共通問題 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述は、東京都のある教育施策に関するものである。この教育施策の名称として適切なものは、下のうちのどれか。
社会人として自立するための「読解力」及び「自ら学ぶ力」の向上を目的として、都立高校生の「読解力」及び「自ら学ぶ力」の現状や課題を把握するとともに、効果的な指導方法を開発する。
社会人として自立するための「読解力」及び「自ら学ぶ力」の向上を目的として、都立高校生の「読解力」及び「自ら学ぶ力」の現状や課題を把握するとともに、効果的な指導方法を開発する。
- 東京ベーシック・ドリル
- 「学びの基盤」プロジェクト
- 子供を笑顔にするプロジェクト
- ヤングケアラー相談専用ダイヤル
- TOKYOスマート・スクール・プロジェクト
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この過去問の解説 (3件)
01
設問に関連した東京都の教育施策の名称と内容をみておきましょう。
*東京ベーシック・ドリル :小学校第1学年から中学校第1学年までの国語・算数・数学、小学校第3、4学年の社会・理科、中学校第1学年の英語の基礎的な学習内容を身に付けるためのドリルです。プリント版と電子版の両方が提供されており、電子版では、パソコン、タブレット端末等を使って問題に解答したり採点したりすることができます。
*「学びの基盤」プロジェクト :社会人として自立するための「読解力」及び「自ら学ぶ力」の向上を目的として、都立高校生の「読解力」及び「自ら学ぶ力」の現状や課題を把握するとともに、効果的な指導方法を開発する。
*子供を笑顔にするプロジェクト : 感染症対策の観点から学校生活に様々な制約を受けている子供たちに向けて、「見る・聞く・触れる」体験を提供し、子供たちに笑顔を取り戻してもらうことを目的としたプロジェクトです。
このプロジェクトは、都内の公立・私立小中高等学校、特別支援学校を対象に、多様な体験活動の機会を提供しています。具体的なプログラムには、スポーツ観戦、芸術鑑賞、伝統文化体験、校外活動、アスリートによるスポーツ教室、マジックショー、書道体験、防災キャンプ、サイエンスショーなどが含まれています。
このプロジェクトを通じて、子供たちが前向きに感性を育み、社会全体を明るく照らすことを目指しています。(Bing参照)
*ヤングケアラー相談専用ダイヤル :
●ヤングケアラー相談専用ダイヤルは、東京都教育委員会が2022年に設置した、ヤングケアラーを支援するための専用電話番号です。
●教職員向けヤングケアラー相談専用ダイヤル:の趣旨は、教職員が「ヤングケアラー」に関する理解を深めることで、学校においてヤングケアラーを早期に発見し、支援につなげられるよう、対応力の向上を図ります。
●ヤングケアラーに起因する様々な教育に係る子供・保護者の方からの相談は、教育相談一般・東京都いじめ相談ホットラインで対応しています。
※「ヤングケアラー」:本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと。責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。
*TOKYOスマート・スクール・プロジェクト:東京都教育委員会では、Society5.0に向けて推進し、学び方・教え方・働き方を改革していくプロジェクトです。児童・生徒一人1台端末、高速通信網、大容量クラウド等のICT環境が実現すると、学び方については、個別最適化された学びや子供同士の主体的・対話的な学びなどが促進されます。教え方については、学習ログを活用したエビデンスベースの指導を行ったり、ビックデータの活用・分析により授業改善を図ったりする指導ができるようになります。働き方については、校務の効率化が図られることにより、子供たちと向き合う時間が確保され、よりきめ細かく指導することができるようになります。このように、ICT環境整備と利活用の充実を図り、子供たちの学ぶ意欲に応え、子供たちの力を最大限に伸ばしていきます。
※Society 5.0とは、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会です。サイバー空間はIoTや人工知能で、フィジカル空間はビッグデータ連携で、新たな価値を生み出します。
具体的には、以下の特徴を持っています:
・持続可能性と強靭性:社会的課題を解決しつつ、国民の安全と安心を確保する社会を目指します。
・多様な幸せ(well-being)の実現:一人ひとりが多様な幸せを実現できる社会を構築します。
・サイバー空間とフィジカル空間の融合: IoT、人工知能、ビッグデータ、ロボットなどの技術を活用し、新たな価値を生み出します。
この概念は、第5期科学技術基本計画において初めて提唱され、我が国の未来をより持続可能で豊かなものにするための指針となっています . Society 5.0の実現には、科学技術・イノベーション政策や教育・人材育成などが重要な役割を果たします .
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
不正解です。
東京都の教育施策について主なものを調べ、名称と内容理解に努めましょう。
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02
社会人として自立するための「読解力」及び「自ら学ぶ力」の向上を目的として、「学びの基盤」プロジェクトを設置し、都立高校生の「読解力」及び「自ら学ぶ力」の現状や課題を把握するとともに、効果的な指導方法を開発します。
は、「学びの基盤」プロジェクトによるものです。
選択肢1は間違いです。
選択肢2は間違いです。
選択肢3は間違いです。
選択肢4は間違いです。
選択肢5は間違いです。
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03
選択肢についてみてみると、
東京ベーシック・ドリル
目的
小学校1年生から中学校1年生までの基礎的な学習内容を身に付けるためのドリルを提供する。
概要
国語、算数・数学、社会・理科、英語の基礎的な学習内容をカバーしています。新学習指導要領に対応するため、問題の内容を一部改訂しています。
「学びの基盤」プロジェクト
目的
AI時代を見据え、社会人としてよりよく生きていくための「読解力」及び「自ら学ぶ力」が向上する教育プログラムを開発する。
概要
3年間のプロジェクトで、教育プログラムの開発と実態把握を行い、読解力や自ら学ぶ力の向上を目指しています。
子供を笑顔にするプロジェクト
目的
コロナ禍で制約のある学校生活を送る子供たちに、多様な体験活動を通じて、笑顔になってもらうこと。
概要
都内の公立・私立の学校を対象に、子供たちに多様な体験活動を提供し、前向きに感性を育んでいくプロジェクトです。
ヤングケアラー相談専用ダイヤル
目的
ヤングケアラー等が抱える悩みや問題等について気軽に相談できるようにする。
概要
SNS(LINE)を活用した相談窓口で、原則として沖縄県内に在住する18歳未満の方、またはその家族が対象です。
TOKYOスマート・スクール・プロジェクト
目的
Society5.0に向けて、学び方・教え方・働き方を改革する。
概要
児童・生徒一人一台端末、高速通信網、大容量クラウド等のICT環境を整備し、個別最適化された学びや子供同士の主体的・対話的な学びなどを促進しています。
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
不正解です。
目的と概要をおさえることで、本質を理解することに努めましょう。
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