看護師の過去問
第103回
午前 問11

正解は　2　です。

JCSは日本昏睡スケールで３・３・９度方式とも呼ばれます。
Ⅰ桁は開眼している、Ⅱ桁は刺激で開眼する、Ⅲは開眼しないで分類し、さらにそれぞれを３つに分類します。

1 . Ⅰ-3
自分の名前、生年月日が言えない。
2 . Ⅱ-10
普通の呼びかけで容易に開眼する。
3 . Ⅱ-30
痛み刺激を加え、呼びかけを繰り返すとかろうじて開眼する。
4 . Ⅲ-100
痛み刺激に払いのける動作をする。

正解は　２　です。
ジャパンコマースケール（JCS）は、急性期の意識障害を評価するスケールです。覚醒度を3段階に分類し、さらにその反応を３つの区分に分けて評価することから、3－3－9度方式とも呼ばれます。

Ⅰ．刺激しないでも覚醒している状態
　　1．見当識は保たれているが意識清明ではない
　　2．見当識障害がある
　　3．自分の名前・生年月日が言えない
Ⅱ．刺激によって、一時的に覚醒する状態
　　10．普通の呼びかけで開眼する
　　20．大声で呼びかける。強くゆすると開眼する
　　30．痛み刺激を加えつつ、呼びかけを続けると辛うじて開眼する
Ⅲ．刺激をしても覚醒しない状態
　　100．痛みに対して払いのけるなどの動作をする
　　200．痛み刺激で手足を動かしたり、顔をしかめる
　　300．痛み刺激に対して全く反応しない

正解は２です。

「ＪＣＳ」とは
主に日本で使用される意識障害の深さ（意識レベル）の分類です。

１．Ⅰ‐３　常に覚醒はしているが自分の名前や生年月日が言えない状態です。

２．Ⅱ‐10　呼びかけにより開眼するが、曖昧な言葉が多い状態です。

３．Ⅱ‐30　痛み刺激と呼びかけの両方で開眼する状態です。

４．Ⅲ‐100　痛み刺激に対して、開眼はないが払いのけるような動作をする状態です。