看護師の過去問
第103回
午後 問152

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第103回 午後 問152 (訂正依頼・報告はこちら)

肺癌(lung cancer)について正しいのはどれか。
  • 腺癌は小細胞癌より多い。
  • 女性の肺癌(lung cancer)は扁平上皮癌が多い。
  • 腺癌は肺門部の太い気管支に好発する。
  • 扁平上皮癌の腫瘍マーカーとしてCEAが用いられる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.〇
肺癌の中で一番多く割合を占めているのは腺癌です。
2.×
 女性の場合扁平上皮癌より腺癌の割合のほうが高く、約70%です。
3.×
 好発部位は肺門部ではなく肺野部です。
4.×
 CEAは腺癌の腫瘍マーカーです。扁平上皮癌の腫瘍マーカーはSCC抗原、CYFRA(CK19F)です。

参考になった数3

02

肺癌には、腺癌・扁平上皮癌・大細胞癌・小細胞癌の4つがあります。好発部位には、肺門(太い気管支が細かく分かれ、肺に入っていくあたり)と、肺野(肺門の先の肺の末梢部分)に区別され、4つの癌はそれぞれ好発部位が違います。

1 . 腺癌は小細胞癌より多い。→肺癌の中で最も多いのは腺癌のため、正しいです。


2 . 女性の肺癌(lung cancer)は扁平上皮癌が多い。→女性の肺癌で多いのは腺癌のため、誤りとなります。


3 . 腺癌は肺門部の太い気管支に好発する。→腺癌は肺野に好発するため、誤りとなります。


4 . 扁平上皮癌の腫瘍マーカーとしてCEAが用いられる。→肺癌の腫瘍マーカーとしてよく用いられるのはCEAですが、組織型にかかわらず行われるものです。扁平上皮癌に特異性が高いのはシフラやSCC抗原となるため、誤りとなります。

参考になった数1

03

正解は1です。

1.正解。肺がんの組織型でもっとも多いのは腺がんです。

2.誤り。男女ともに腺がんが多く、男女別の罹患率は男性の方が多くなっています。

3.誤り。腺がんは肺野に多く発生します。

4.誤り。CEAは胃がんや大腸がんに対して、陽性率の高い腫瘍マーカーです。肺の扁平上皮癌の腫瘍マーカーにはCYFRAやSCCが用いられます。

参考になった数0