看護師の過去問
第103回
午後 問163
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問題
看護師国家試験 第103回 午後 問163 (訂正依頼・報告はこちら)
経鼻経管栄養法の実施方法とその目的の組合せで正しいのはどれか。
- 注入前に胃内容物を吸引する ―――――――― 消化の促進
- 注入中はFowler〈ファウラー〉位にする ――― 逆流の防止
- 注入終了後に微温湯を流す ――――――――― 誤嚥の予防
- 注入終了後はチューブを閉鎖する ―――――― 嘔吐の予防
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この過去問の解説 (3件)
01
注入前にいない要物を吸引するのは、挿入されている胃管の先端が胃内にきちんと挿入されているかを確認するためです。
2.〇
経管栄養剤が胃から食道へ逆流するのを防止するために、30度程度ギャッジアップし、ファーラー位とするのが良いです。
3.×
注入後に微温湯を流すのは、カテーテル内に残っている栄養剤を流すためです。カテーテル内に栄養剤が残っていると腐敗や感染、カテーテル閉塞のおそれがあります。
4.×
注入終了後にチューブを閉鎖するのは、カテーテル内に胃内容物が逆流するのを防ぐためです。
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02
1.誤り。注入前に胃内容物を吸引するのは、チューブが胃内に挿入されていることを確認するためです。
2.正解。栄養剤が食堂へ逆流し誤嚥することを防ぐため、注入中は上体をおこしファーラー位をとるようにします。
3.誤り。注入終了後に微温湯を流すのはチューブ内で栄養剤が固まって閉塞したり、雑菌が繁殖することを防ぐためです。
4.誤り。注入終了後にチューブを閉鎖するのは胃内容物の溢流を防ぐためです。
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03
→チューブの先端が胃内に留置されていることを確認するために、注入前に胃内容物を吸引します。よって誤りとなります。
2 . 注入中はFowler〈ファウラー〉位にする ――― 逆流の防止
→栄養剤の胃食道逆流予防のため、注入前にファウラー位にし、注入終了後30~60分は注入時の体位を保つ必要があります。
3 . 注入終了後に微温湯を流す ――――――――― 誤嚥の予防
→誤嚥の予防ではなく、栄養剤の腐敗やチューブの閉塞予防のために行うものであり、誤りとなります。
4 . 注入終了後はチューブを閉鎖する ―――――― 嘔吐の予防
→チューブを閉鎖するのは、注入剤が胃からチューブに逆流してくるのを防止するためであり、誤りとなります。
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