看護師の過去問
第103回
午後 問162

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第103回 午後 問162 (訂正依頼・報告はこちら)

異常な呼吸音とその原因の組合せで正しいのはどれか。
  • 連続性副雑音 ―――― 気道の狭窄
  • 断続性副雑音 ―――― 胸膜での炎症
  • 胸膜摩擦音 ――――― 肺胞の伸展性の低下
  • 捻髪音 ――――――― 気道での分泌物貯留

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.正解。連続制副雑音は腫瘍や気管分泌物が原因で、気道の狭窄がある場合に聞かれる音です。ヒューヒュー、ゴーゴーなどと聞こえます。

2.誤り。断続性副雑音は水泡音と捻髪音に分類されます。水泡音は肺水腫や細菌性肺炎など、液体や気管分泌物の貯留がある気道を空気が通る際に聞かれる音です。ブツブツ、ボコボコと聞こえます。

3.誤り。胸膜摩擦音は結核やがん性の胸膜炎をきたした場合など、胸壁の表面同士が擦れ合うために聞かれる音です。ギュッギュッ、キュウキュウと聞こえます。

4.誤り。捻髪音は間質性肺炎など、線維化し、伸展性が低下した肺胞が膨らむ時に聞かれる音です。パリパリ、チリチリと聞こえます。

参考になった数2

02

1 . 連続性副雑音 ―――― 気道の狭窄
→気道の狭窄の際は、連続性複雑音である笛声音がきかれるため、正しいです。

2 . 断続性副雑音 ―――― 胸膜での炎症
→胸膜炎の際は、胸膜摩擦音がきかれます。

3 . 胸膜摩擦音 ――――― 肺胞の伸展性の低下
→肺胞の伸展性の低下の際は、細かい断続性複雑音である捻髪音がきかれます。

4 . 捻髪音 ――――――― 気道での分泌物貯留
→気道の分泌物貯留の際は、粗い断続性複雑音である水泡音がきかれます。

参考になった数1

03

1.〇
連続性副雑音では気道の病変などにより、気道が狭窄している時に聞かれます。
2.×、4.×
 断続性副雑音は水泡音と捻髪音があります。水泡音は「プツプツ」といった音で、肺水腫や肺炎などで聞かれます。捻髪音は「パチパチ」、「バリバリ」といった音で、間質性肺炎などで聞かれます。
3.×
 胸膜摩擦音は肺に密着している内側の臓側胸膜と、外側の壁側胸膜が擦れ合う音です。胸膜炎の炎症などで聞かれます。

参考になった数0