看護師の過去問
第104回
午後 問186

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問題

看護師国家試験 第104回 午後 問186 (訂正依頼・報告はこちら)

Aさん(38歳、女性、パート勤務)は、腹痛のため、姉に付き添われて救急外来を受診した。診察時、身体には殴られてできたとみられる複数の打撲痕が確認された。腹痛の原因は夫から蹴られたことであった。Aさんは「家に帰るのが怖い。姉には夫の暴力について話したくない」と泣いている。
外来での看護師の対応で適切なのはどれか。
  • 打撲痕を姉に見てもらう。
  • 配偶者暴力相談支援センターに通報する。
  • 暴力を受けたときの状況を具体的に話すことを求める。
  • Aさんが日頃から夫を怒らせるようなことがなかったか聞く。

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この過去問の解説 (3件)

01

Aさんは姉に暴力を受けていることを知られたくないと思っているため、打撲痕を見てもらうことは適切ではありません。1は誤りです。

DVが認められる事例の場合は、配偶者暴力相談支援センターや警察への通報が必須です。正解は 2 です。

暴力を受けたときの状況を尋ねることは、精神的配慮に欠けており適切ではありません。3は誤りです。

夫を怒らせる行動があったかどうかは暴力を容認する理由にはなりません。4は誤りです。

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02

正解:2 . 配偶者暴力相談支援センターに通報する。

解説:
DVの疑いを認めたら、本人の意思を確認し、配偶者暴力支援センターまたは警察に通報し、本人を保護する必要があります。

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03

「配偶者暴力相談支援センター」とは
配偶者からの暴力の防止または被害者の保護をする施設です。
カウンセリング、情報提供、一時保護などを行います。

正解は2です。

1.Aさんは「姉には夫の暴力について話したくない」と言っているため、姉に打撲痕を見せるのは適切ではありません。

2.医療者により、配偶者からの暴力が確認された場合、警察または配偶者暴力相談支援センターに通報することができます。

3.腹痛と精神的な苦痛がある中で、救急外来で状況の詳細を聞くことは看護師の対応として適切ではありません。

4.救急外来の場で看護師が聞くことではありません。

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