看護師の過去問
第105回
午前 問16

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問題

看護師国家試験 第105回 午前 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

認知症(dementia)の中核症状はどれか。
  • 幻聴
  • 抑うつ
  • 希死念慮
  • 見当識障害

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1)×
幻聴:統合失調症の代表的症状です。その他、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、薬物によるものがあります。

2)×
抑うつ:うつ病の症状です。憂鬱、悲観、希望がない、気落ちする、落ち込むなどの症状があります。

3)×
希死念慮:うつ病の症状です。「このまま消えていなくなりたい」「死にたい」という思いが強くなります。

4)○
認知症では、中核症状と周辺症状の2つに大きく分かれます。
中核症状:これまで脳細胞が担っていた役割が失われることで起こる症状のことです。
つまり「認知症の方なら誰でも現れる症状」のことです。
・記憶障害
・見当識障害
・理解、判断力の障害
・実行機能障害
・失語、失認識、失行

周辺症状:中核症状が元となって、行動や心理症状に現れます。本人の性格や環境、心理状態によって出現するため個人差があります。
・不安、抑うつ
・徘徊
・幻覚、錯覚
・暴言、暴力
・睡眠障害
・せん妄、妄想
・失禁、ろう便 など

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02

正解は4です。

認知症の中核症状(一般にみられる症状)は、記憶障害・見当識障害・判断力低下です。これに対して、みられたりみられなかったりする症状を周辺症状といいます。

認知症の周辺症状は、失語・失認・実行機能の障がい・不安・抑うつ・興奮・徘徊・不眠・被害念慮・妄想などです。

参考になった数0

03

認知症の中核症状には、認知機能の低下・失行・失認・失語などがあります。周辺症状には、精神症状や行動異常があります。

幻聴:統合失調症の特徴的な症状のひとつです。
抑うつ:落ち込んでいる状態のことを指します。中核症状ではなく周辺症状です。
希死念慮:うつ病の症状のひとつです。

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