看護師の過去問
第106回
午前 問112
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問題
看護師国家試験 第106回 午前 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさん(23歳、女性)は、大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」と言って食べず、体重は2週間で5kg減少した。心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害( eating disorder )と診断され、開放病棟へ入院した。入院時、身長160cm、体重37kgであった。
入院から1週間の期間に観察すべき項目はどれか。2つ選べ。
入院から1週間の期間に観察すべき項目はどれか。2つ選べ。
- 浮腫の程度
- 過食の有無
- 活動量の低下
- 嚥下障害の有無
- 振戦せん妄の有無
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この過去問の解説 (3件)
01
2.〇 過食は摂食障害にみられる状態です。嘔吐に注意し、摂食状況の観察が必要になります。
3.× 年齢や入院期間を考慮すると、活動量の低下は問題ありません。
4.× 3と同様に年齢を考えると嚥下機能に問題はみられません。
5.〇 振戦、せん妄はアルコール障害の場合にみられるものなので、この問題には適していません。
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02
1 . 〇低栄養により、低たんぱく状態だと浮腫がでてきます。
2 . 〇過食に陥る場合があるので、過度の摂食または嘔吐などしていないか観察が必要です。
3 . 入院1週間なので、活動量の低下はあまり考えられません。
4 . 嚥下機能の問題はないので、適切ではありません。
5 . 振戦せん妄はアルコール離脱時にみられるものなので、適切ではありません。
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03
2の過食についても、摂食障害は過食となる場合も少なくないため、食事の摂取状況を把握しておく必要があるため〇です。
年齢的な部分と記載内容からは、活動量の低下や嚥下機能の問題の記載がないため3、4は×です。
5の振戦とせん妄についてはアルコール障害の場合に認められるもので、設問の状況からは×です。
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