看護師の過去問
第107回
午前 問19

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第107回 午前 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

異常な呼吸音のうち高調性連続性副雑音はどれか。
  • 笛のような音< 笛音 >
  • いびきのような音< 類鼾音 >
  • 耳元で髪をねじるような音< 捻髪音 >
  • ストローで水に空気を吹き込むような音< 水泡音 >

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

笛のような音< 笛音 >は呼気時に起こり、太い気管支を狭窄された時に聞こえ、気管支喘息、気管支炎、肺気腫などで聞こえます。
いびきのような音< 類鼾音 > は呼気時に起こり、癌などで気道を狭窄された時に聞こえます。低調性連続性服雑音とも言います。
耳元で髪をねじるような音< 捻髪音 >は吸気時に起こる弾力性を失った肺胞が膨らむ時に聞こえ、間質性肺炎、肺気腫の時に聞こえます。
ストローで水に空気を吹き込むような音< 水泡音 >は吸気、呼気共に起こります。肺水腫、肺炎、慢性気管支炎などの時に聞こえます。

参考になった数2

02

異常な呼吸音のうち高調性連続性副雑音は、ヒューヒューという高い連続した音です。
気管支喘息などによる細い気管支の狭窄でおきます。
正解は1の笛のような音< 笛音 >です。

2のいびきのような音< 類鼾音 >は、低調性連続性副雑音です。
異物、腫瘍などによる太い気管支の狭窄でおきます。

3の耳元で髪をねじるような音< 捻髪音 >は、パリパリあるいはチリチリというような音がします。
間質性肺炎、肺気腫などの時に聞こえます。

4のストローで水に空気を吹き込むような音< 水泡音 >は、ポコポコあるいはブクブクというような音がします。
細菌性肺炎、肺水腫、気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎などの時に聞こえます。

参考になった数1

03

正解は1です。
笛音は喘鳴と呼ばれることもあり、「ヒューヒュー」という音が呼気相で聴取されます。気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、うっ血性心不全などで出現します。

2は、低調性連続性副雑音です。「ボーボー」という低調性の音が吸気相でも呼気相でも聴取されます。原因疾患は慢性閉塞性肺疾患や、気管支拡張症などがあります。
3は、高調整断続性副雑音です。間質性肺炎で聴取され、「パチパチ、バリバリ」といった音が呼気相終末期で聞かれます。
4は、低調性断続性副雑音です。「パチパチ」といった低音性の音で、吸気相から呼気相初期にかけて聴取されます。肺炎や肺水腫が原因疾患です。

参考になった数1