看護師の過去問 第107回 午後 問178

1.誤りです。
陽症状を鎮静化するためには、薬物療法や必要に応じて入院して治療を行います。急性期を抜け出したら精神科デイケアへ通うことが適切です。

2.誤りです。
家族の疾病への理解は、家族会への参加や、訪問による医療関係者との面談を行うことでより深まります。

3.誤りです。
単身で生活できるようになるためには、グループホームへの入居や、医療者による指導や助言を受けることなどが適切です。

4正解です。
精神科デイケアとは、精神疾患がある人が通所する施設です。社会復帰に向けたリハビリを行なったり、同じ立場の人との交流を通して、心の状態の安定化や、対人関係の練習を行います。

正解は4です。
精神障害者の社会生活機能の回復を目的として、個々の患者に応じたプログラムに従ってグループごとに治療するものとされています。

1.薬による治療と精神科リハビリテーションによる治療のことです。

2.患者本人や家族の理解を深めるためにも相談、訪問活動を通じた個別ケアが大切になります。

3.保健所、精神保健福祉センター、精神保健福祉士（ソーシャルワーカー、ケースワーカー）、地域生活支援センターからの支援を受けることです。

正解は４です。

精神科デイケアとは、精神疾患患者が、社会生活に適応でき、対人関係がスムーズになることを目的として、スポーツやミーティングなど様々な活動を行う通所型の施設です。その他の効果としては、精神疾患の再発防止、自己の疾病理解を深めることなどがあります。



１．デイケアの直接の目的ではなく、薬など医療機関による治療目的です。



２．家族というよりは、自己の疾病理解を深めることを目的としています。


３．一人で行うものではなく、様々な専門家や、同じ精神疾患に苦しんでいる人々との協力、相互関係のもと、社会適応を目指していきます。