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看護師の過去問 第108回 午前 問35

問題

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指鼻指試験で評価する項目はどれか。
   1 .
小脳機能
   2 .
表在反射
   3 .
深部知覚
   4 .
複合知覚
( 看護師国家試験 第108回 午前 問35 )
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この過去問の解説 (3件)

2
正解は1です。

指鼻指試験とは、患者は自分の鼻と医師の出した指を交互に触ります。この時、その動きの円滑さ、振戦の有無等をみます。異常があると物と物の距離感がつかめず、医師の指を的確に捉えられません。

1 . 小脳は体の平衡(バランス感覚、物体との距離感など)を司る部分です。よってこれが正解です。


2 . 表在反射とは、皮膚・粘膜に刺激により、筋が反射的に収縮することです。(触覚・痛覚など)
これは上記試験では異常を調べられません。


3 . 深部知覚とは、2の表在反射が起きる部位よりさらに深部にある受容器によって起きる知覚のことをいいます。(運動覚・位置覚など)
これは上記試験では異常を調べられません。

4 . 複合知覚とは、表在・深部感覚をよせ集めた高度な判断をによる知覚です。(2点識別覚・立体識別覚)
表在・深部感覚が正常でも複合感覚だけが低下することがあるため、重要な感覚です。
しかし、今回の試験では異常を調べられません。

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1
指鼻指試験とは患者が自分の指で鼻を触れた後で検者の指を触れる(患者の腕が十分伸びるくらいの距離で人差し指を立てている)のを繰り返すテストです。

1 . 小脳機能
○正解
小脳の機能障害では、測定障害、運動分解、運動時振戦の有無を確認しています。
両側確認することと、検者の指の位置を少しずつ変えることが大切です。
よって、正解です。

2 . 表在反射
×不正解
表在反射とは、皮膚や粘膜に刺激を与えると筋が反射的に収縮することを言います。
咽頭反射、鼻反射、腹壁反射、足底反射などがあります。
末梢性障害では深部反射だけでなく表在反射も減弱もしくは消失します。

3 . 深部知覚
×不正解
深部知覚とは皮膚感覚の中でも脊髄の後根神経節を通り、そのまま後索という部分を同じ側を上に向っていき、延髄で反対側に交差します。そして、視床を通過して大脳の感覚野に到達する経路です。
深部知覚のほうが100m/秒という素早い速度で伝達されます。
よって、不正解です。

4 . 複合知覚
×不正解
複合感覚とは。二点識別感覚、皮膚書字覚、立体認知、二点同時刺激識別感覚というような知覚です。
それぞれをテストすることで頭頂葉障害や後索障害などを示します。
よって、不正解です。

0
(正解) 1
(解説)
指鼻指試験とは、小脳や脳幹の障害をきたした患者、もしくは小脳・脳幹部の障害が疑われる場合に行われる検査になります。小脳は、脳の部位の一部であり、運動機能の調節や、平衡・眼球運動の調節を司っている部位になります。小脳を障害した場合の運動失調は様々であり、随意運動を目的のところで止めることができなかったり、スムーズで、迅速かつリズミカルな運動ができなかったりなどの症状があります。指鼻指試験は、このような症状を捉え、評価することができます。よって、正解は「1」となります。
具体的な試験の方法は、患者と向かい合って座り、患者の指で、患者自身の鼻と、試験者の指を交互にできるだけ早くタッチしてもらい、スムーズな動きができていなかったり、指が目標からずれてきちんと触れることができなかったりする場合に、運動失調を疑います。

(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2.表在反射:表在反射は皮膚や粘膜への刺激に対して、筋収縮が起こる反射になります。代表的なものでは、角膜反射や腹壁反射、足底反射などで観察・評価を行います。皮膚の表在反射の消失は、錐体路障害を示す徴候であるとされています。よって、正解には該当しません。

3.深部知覚:深部知覚とは、身体の深部に存在するさまざまな受容器が感知する感覚で、振動覚や位置覚、運動覚などのことを指します。脳卒中や頸髄症などの中枢性の障害によって、 筋肉や腱で感知した刺激をうまく脳に伝えることができなくなり、深部知覚障害が起こることがあります。深部知覚障害の有無は、音叉を用いた検査や、ロンベルグ試験などを通して確認します。よって、正解には該当しません。

4.複合知覚:複合知覚とは、表在知覚や深部知覚の情報を大脳皮質で統合し、物の形や性質などを認識する感覚のことを指します。表在知覚、深部知覚の検査が正常にも関らず、複合知覚に異常がある場合には、頭頂葉の障害が疑われます。主な検査は、コンパスを用いた皮膚を二点同時に刺激する検査や皮膚に書く文字などを確認する検査などがあります。よって、正解には該当しません。

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