正解は1です。
指鼻指試験とは、患者は自分の鼻と医師の出した指を交互に触ります。この時、その動きの円滑さ、振戦の有無等をみます。異常があると物と物の距離感がつかめず、医師の指を的確に捉えられません。
1 . 小脳は体の平衡(バランス感覚、物体との距離感など)を司る部分です。よってこれが正解です。
2 . 表在反射とは、皮膚・粘膜に刺激により、筋が反射的に収縮することです。(触覚・痛覚など)
これは上記試験では異常を調べられません。
3 . 深部知覚とは、2の表在反射が起きる部位よりさらに深部にある受容器によって起きる知覚のことをいいます。(運動覚・位置覚など)
これは上記試験では異常を調べられません。
4 . 複合知覚とは、表在・深部感覚をよせ集めた高度な判断をによる知覚です。(2点識別覚・立体識別覚)
表在・深部感覚が正常でも複合感覚だけが低下することがあるため、重要な感覚です。
しかし、今回の試験では異常を調べられません。